東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、「ぜんそくでお悩みの方は、東洋医学で肺の機能を上げよう」と題してお話しします。
喘息について 解説動画
肺の機能とは?
東洋医学では、ぜんそくの症状が起こるのは肺の機能が弱いからだと考えます。
五臓六腑のうちで五臓というのは、
- 肝臓の肝
- 心臓の心
- 肺臓の肺
- 胃腸系の脾
- 腎臓系の腎
のことですが、この中で肺は、呼吸器を司る臓器です。
肺が弱い方の特徴
肺が弱い方には、この他にも特徴的な症状や性格があります。
- 風邪を引くと咳が出やすい
- 声が出なくなる
- 大腸に症状があり、便秘や下痢を繰り返す
- 鼻炎や花粉症、鼻の詰まりやすさといった鼻の症状
- 乾燥肌やアトピーなどの皮膚症状
- 朝方の腰痛
- 身体の動かしにくさ
- 歩き始めの足の裏の痛み
など、朝に特有の症状を持っていることもあります。
見た目や性格など
見た目や性格などの特徴としては、
- 色白
- 辛いものが好きだったり嫌いだったりと何らかの反応がある
- 乾燥する季節に体調が悪化したり気持ちが沈みやすい
- 憂鬱にもなりやすい
など、元気ややる気を出しにくく、悲しみに浸りやすい傾向があります。
これらを「気の滞り」と言いますが、こうした状態になると、げっぷが出やすくなったり、逆流性食道炎などの症状や喉の閉そく感も起きやすくなります。
西洋医学が考える喘息
こうした症状に関して、西洋医学では科を分けて診察にあたります。
- 喘息は呼吸器科でステロイド
- 大腸は胃腸科
- 鼻の症状や声が出にくいときには耳鼻咽頭科で抗ヒスタミン剤
- 皮膚は皮膚科でステロイド
- うつ状態には心療内科で抗うつ剤
- 朝方の腰痛には整形外科で痛み止め
といった形です。しかし、それぞれで処方される薬は、対症療法に過ぎません。
身体は全てつながっています。それにも関わらず、身体のあちらこちらをバラバラに見ても改善するはずがないのです。
おわりに
本日は、ぜんそくについてお話させていただきました。
東洋医学の見地からすれば、他の症状をそのままにして、ぜんそくだけが良くなることはあり得ません。肺、呼吸器の機能を高めることで、ぜんそくが改善するのは当たり前ですが、その他の症状も一緒に取り除かれていきます。
根本改善を求めておられる方は、東洋医学専門の鍼灸院にぜひ足をお運びください。
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