東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、「唾液過多症は東洋医学で改善しよう」と題してお話させていただきます。
唾液過多症に有効なツボ
唾液過多症は原因不明?
唾液過多症は、病院では原因不明の症状です。そのため、治癒できません。
心療内科を勧められるケースもありますが、適切な東洋医学の鍼灸施術を受ければ、改善できます。
東洋医学の考え方
東洋医学では、唾液過多症に関連するのは、五臓六腑のうちでも「脾」と「腎」だと考えます。
どちらも、体内の水に関連しているツボですが、体内の水に関して東洋医学では、色体表の五液として
- 「涙」
- 「汗」
- 「涎」
- 「涕」
- 「唾」
の五つに分けます。
この色体表の五液を基にお客さまへの問診を行い、「脾」と「腎」のどちらのタイプかを知るわけです。
最終的には、
- 脈診
- 腹診
- 舌診
などで、「腎」を主証とする腎脾か、「脾」を主証とする脾腎かを確認します。
腎脾の場合
腎脾の場合は腎、肺、脾の順で補い、その後、心包経を補います。
脾腎の場合
脾腎の場合は、脾、心包、肺を補ってから脾を補う施術が効果的です。
お灸
鍼灸師によるお灸の場合は、照海・列決という奇経灸をお勧めしています。
左の照海に五壮、右の列決に三壮という具合にクロスに据えることで、腎の働きを高めることができます。
ご家庭でお灸をする際は、
- へその上にある「中脘」
- へその横にある「天枢」
- 足の裏にある「裏内庭」
- 胃腸の経絡にある「足三里」
といったツボが有効です。また腎兪、湧泉などのツボも、当店での鍼灸施術に使用しています。
鍼について
根本改善を求める場合は、鍼の施術も必要になることがあります。
ご家庭で行う場合は、シールタイプのものも薬局などで売っていますので、一度試してみてはいかがでしょうか?
おわりに
本日は、唾液過多症についてお話させていただきました。
唾液過多症はさほど多い症例ではないため、どこの鍼灸院でも対応が可能なわけではないかもしれません。
この症状にお悩みの場合は、東洋医学を専門としている鍼灸院へと足をお運びください。
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