東洋はり灸整骨院、院長の石丸です。
本日は、鍼灸や漢方を否定する医師たちについてお話しします。
東洋医学を知らない医師
現在でも時おり、鍼灸、漢方などの東洋医学を否定する医師に会うことがあります。「科学的な根拠がないから」というのがそうした医師たちの言い分です。
2001年以前の医学部のカリキュラムには、東洋医学を学ぶものがありませんでした。自主的に学んでいた医師ももちろんおられたでしょうが、医学部を卒業した後も西洋医学にだけ目を向けてきた医師は、東洋医学を知りません。そこで、東洋医学を否定しがちになるのです。
東洋医学の歴史
しかし、東洋医学は、明治維新で西洋医学が台頭するまで日本で主流とされてきた医学です。日本だけでも1500年以上の歴史を有し、事実だけを集めてきた経験医学です。科学で証明できないというのは、科学が東洋医学の収集してきた事実に追いついていないにすぎません。
西洋医学では、慢性病を治せません。病人を薬漬けにしてしまった挙句治せないので、病人がどんどん増えてしまいました。この50年ほどで医療費は190倍にも跳ね上がっています。
西洋医学と東洋以外の違い
ここで、西洋医学を洋食に、東洋医学を和食にたとえてみましょう。
日本はもともと、和食が主流です。しかし明治維新以降、ハンバーガーやスパゲッティ、ポテトフライなど洋食の店が台頭し始めたのです。それでも、和食が不要になるわけではありません。
不健康な国にならないために
東洋医学は、西洋医学が苦手とする慢性病の治療を得意にしています。
最近ではそうした東洋医学の力が認められつつあり、大学のカリキュラムに東洋医学が入るようになりました。病院で漢方を処方されることも増えていますが、それでもまだまだだと私は考えています。
西洋医学と東洋医学の関係が対等にならなければ、日本はどんどん患者さまを薬漬けにする不健康な国になってしまうでしょう。
西洋医学の医師には東洋医学をしっかり学んでいただき、現状を見直していただきたいと思います。