体調を崩しやすい人は肌が弱い?

東洋はり灸整骨院、院長の石丸です。

本日は、体調を崩しやすい人の特徴についてお話しします。

体調不良の要因

東洋医学では、

  • 季節
  • 気温
  • 湿度
  • 気圧
  • 暦の変化

など、外部環境の変化も体調不良の要因のひとつだと考えます。季節の変わり目に風邪をひく人が多いのも、これらの外部変化が身体に与える影響の大きさを表すものです。

そして東洋医学では、外部と自分の身体の境目を皮膚だと考えます。外部環境が変化すると体調を崩すのは、皮膚がざるの目のようになっていて、悪いものが簡単に入ってしまう状態だから。

身体の表面を東洋医学では「層理(そうり)」と言います。層理を強化し、陽を強くして、病気の侵入を許さず、悪いものを跳ね除けられる身体を作るのが効果的な治療です。

女性の場合

女性の場合は、ホルモン周期に調子を崩すことがあります。

生理前に頭痛がしたり、苛立ったり、排卵前に喘息が悪化しやすいというのは、五臓の相性、相克関係のバランスが崩れるから。バランスの崩れから症状が出やすくなるのです。この場合は、先ほどと異なり、内部環境の変化による不調です。

体内の循環

さらに、気の通りが悪くなると痛みが出るという考えもあります。これを不通即痛(ふつうそくつう)といいます。身体の浄化作用や循環機能が落ちると、症状が出るのです。

本来身体には、体内の水分や血を綺麗にする働きがあります。その浄化作用が下がるのは、車のガソリンが汚れているようなもの。車をきれいに整備をしても、汚れたガソリンを入れていれば、車の調子は悪いままです。

また、循環させる機能が落ちれば、身体のすみずみにまで栄養を届けることができません。症状を改善するためには、きれいな水や血液を作り、それをくまなく循環させることが大切なのです。

西洋医学は対症療法

西洋医学の病院は、車の部品屋と同じ。部品をチェックして異常が見つからなければ、症状を抑える薬を出すことしかできません。しかしそれでは、根本治療にはなりません。

救急救命が必要な場合は即座に病院に行く必要がありますが、日常的な不調の場合は、東洋医学で施術を受けた方がいいケースも多数あるのです。

おわりに

東洋医学の説明

今回は、体調を崩しやすい人の特徴についてお話させていただきました。

体調を崩しやすい時期や周期を無視して表面的な治療を受けるのではなく、外部や内部の変化、浄化作用や循環機能考えた治療を受ければ、症状もすぐに改善されるはずです。

体調を崩しがちだとお悩みの方は、東洋医学専門院での鍼灸施術をオススメいたします。