鍼灸と漢方の相性について

東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。

この記事では、鍼灸と漢方の相性について、お伝えします。

東洋医学仲間である漢方薬と鍼灸の相性はバッチリ

鍼灸師

私自身、鍼灸を専門としています。

漢方は、漢方専門医に比べて、知識や経験は浅いです。
しかし、医薬品登録販売者の資格を取得していますし、勉強会も約3年程通いました。

漢方は、同じ東洋医学のものなので、素晴らしいです。
東洋医学を基礎とした鍼灸治療は、漢方薬との相性はバッチリです。

西洋医学的なマッサージや整体とは、漢方のよさを引き出せないと思います。

鍼灸で改善しない患者に漢方をすすめる理由

漢方

漢方をすすめる患者がいます。
それは鍼灸で改善しない場合です。

来店された方のために、なんとしても改善したいと思うのですが、効果が30%から50%の時や施術期間が長い場合は、漢方をすすめることが多いです。

漢方で9割の便秘はよくなる

便秘

実は、鍼灸師が対応できる疾患はたくさんあります。

  • 潰瘍性大腸炎
  • 胃酸過多症
  • 逆流性食道炎
  • 片頭痛
  • 円形脱毛症
  • アトピー
  • 不眠症
  • うつ病
  • 緑内障

などの多くの病を鍼(はり)で施術ができます。

症状の中で一番悩んでいるの『主訴(しゅそ)』が、便秘の場合は、漢方をすすめます。
現役鍼灸師である石丸が鍼灸をすると、3人に1人しかよくなりません。

便秘が主訴ではなく、その他の症状だった場合は、改善できます。

そして漢方は9割は改善できるでしょう。

刺激の強い睡眠薬より緩やかに眠る漢方をすすめる理由

石丸昌志

症状の中で一番悩んでいるの『主訴(しゅそ)』が不眠症の場合は、漢方もすすめます。
特に、入眠障害は寝付けません。

入眠障害の患者は、時間がかかる効果を望んでいません。
すぐにでも、薬をなくして寝たいと思っています。

漢方だと、寝ることができます。

不眠症の方は、西洋医学の薬をよく飲んでいます。

東洋医学で『寝る』とは、だんだんと段階を踏んで、寝ます。
西洋医学の睡眠薬は、ブレーカーを落とすように、突然寝ます。

睡眠薬の刺激で寝ることができている患者は、薬をやめるとダメになります。
睡眠薬と漢方を交換して、寝ましょう。

眠りが浅い場合は、鍼灸で治せます。

患者のために、漢方をすすめる

鍼灸

改善に時間がかかりそうな患者には、漢方をすすめます。

困っている患者のために、鍼灸師はしっかりと聞きます。
そして、一番メリットがある方法を常に考えます。

主訴が、便秘や不眠の場合は、漢方をすすめます。
年齢を重ねて体力がない場合や難病の時も、漢方をすすめます。

石丸昌志

この記事では、鍼灸と漢方の相性について、お伝えしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。