季節の変わり目に症状が出る理由

春

東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。

季節の変わり目は体調を崩しやすいという話を、誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。これは単なる迷信などではなく、ちゃんとした根拠があるのです。

季節の変わり目に現れる不調は、病院での治療や予防がしにくいといわれています。しかし東洋医学であれば、こうした症状の原因を突き止め、予防や改善をすることが可能です

そこで今回は、現役鍼灸師が季節の変わり目に現れる症状について、対策や改善法を詳しく解説していきます。

季節の変わり目に出る症状は東洋医学で改善を

葉っぱ

季節の変わり目になると、体調の悪化や症状が重くなると訴える方がたくさんいらっしゃいます。そういった不調にお悩みの方は病院を訪れ、医師に改善策はないか相談しますが、病院としてはそういう症状をどうすることもできません。

例えば、季節の変わり目になんとなく胃痛が続くという方が、胃腸科を受診したとしましょう。しかし、胃腸科の医師は胃痛の原因を特定することはできません。なぜなら、病院が人体の構造物のみを診て診断する西洋医学の考えに基づいているからです。

一方、東洋医学は身体をひとつのパーツと捉えず、あらゆる角度から原因を探ります。季節の変わり目に起こる胃腸の場合も同様で、身体の器官のほかにも季節や時間、食べた物や方角、感情、話し方など全てを見て多角的に判断します。すると自ずと原因が解明されるため、的確な施術で改善へのアプローチができるのです。

季節の変わり目は外邪の影響で免疫力が低下する

免疫力

ここでひとつ、東洋医学のカウンセリング法を例にとって説明しましょう。

当店(東洋はり灸整骨院)に来店したお客様の中に、雨が降るとお腹が痛くなる女性の方がいらっしゃいました。なぜそのような症状が起こるかというと、東洋医学の考えのひとつである『外邪』(外から体内に悪いものが入ることを意味する)が答えです。

外邪は主に風・暑・湿・燥・寒を示し、季節の変わり目に引き起こされる不調もあります。先の女性は、雨が降って湿度が高くなる『湿邪』の影響で腹痛が引き起こされました。

わたしたちは日々の生活の中で、寒さや暑さ、湿気、乾燥などを常に身体で感じとっています。季節の変わり目は、特に外邪の影響で免疫力が低下するため、風邪を引きやすくなるのです。

季節の変わり目で症状が出るのは呼吸器系の影響!?

呼吸器

ほかにも、季節の変わり目は呼吸器系が弱まりやすくなります。なぜなら呼吸器は、常に呼吸のために外気とやりとりをしているからです。そのため、外邪の影響も非常に受けやすくなります。

ここでは、そんな呼吸器系が弱い方の特徴をご紹介しましょう。


例えば鼻が弱い方は、アレルギー性鼻炎、蓄のう、花粉症といった症状が出ます。風邪を引いた場合はのどを痛めやすく、扁桃腺炎になったり咳の治まりが鈍かったりするのも特徴です。過去や家族に気管支炎や喘息をお持ちの方もいるでしょう。

一見、呼吸器系とは関係なさそうな症状に見えますが、偏頭痛や緊張型の頭痛、月経障害、子宮筋腫、卵巣の腫瘍、子宮内膜症、生理がなかなかこない『月経不順』、生理痛といった症状も出ることがあります。ほかにも手足の冷えや汗、眠りが浅い、朝起きたときに寝た気がしない、起床時に首や腰が痛い、肩こり、腰痛持ちという方も結構いらっしゃいます。実は、こうした体質の方は意外と多いのです。

これらの症状は、呼吸器が弱くなる季節の変わり目で発症します。そのため、前もって東洋医学の知識や考えを取り入れて施術を行うと、劇的に症状が良くなるのです。

東洋医学は季節の変わり目に出る症状を改善させる

石丸昌志

現役鍼灸師からひとこと言わせていただきます。病院では、季節の変わり目に出る症状を治すことは難しいでしょう。

しかし、東洋医学で呼吸器系を高める施術をすれば、改善させることも可能です。人は外気の変化に強くなると、風邪も引きにくくなるのです。

季節の変わり目の不調にお悩みの方は東洋はり灸整骨院へ

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季節の変わり目に起こる不調は、呼吸器系が影響しています。東洋医学の施術は、体質改善を促して呼吸器系を強くすることで症状を改善へと導きます。

病院に行っても治らない、季節の変わり目の不調にお悩みの方は、ぜひ東洋医学専門の東洋はり灸整骨院にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

石丸昌志