
東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。
今回は「国家試験おつかれさまでした!」と題して、鍼灸師としての道と現在当グループで行っている求人についてお話ししたいと思います。
鍼灸師としてのスタートライン
まずは、国家試験おつかれさまでした。13教科もある試験は大変だったと思います。受験された方は、すべての力を出し、国家試験に臨まれたことでしょう。
ひとまずは休んでいただきたいと思いますが、合格された方はようやく鍼灸師としてのスタートラインに立てたところでもあります。ここからさらに努力していただければと思います。
東洋医学でなければ対応できない
皆さんもご存じのとおり、国家試験には実技がありません。さらに、国家試験の教科はそのほとんどが西洋医学です。
しかし、鍼灸は東洋医学をベースにその歴史を培ってきたものです。このことから、私は開業してからの20年間で、東洋医学の土壌において実践することが最も効率的であると強く感じています。
私自身は柔道整復師の免許を持ち、カイロプラクティックや整形外科での勤務経験があり、整骨院や鍼灸整骨院などもいろいろと見てきました。その経験から、東洋医学の鍼灸が非常に素晴らしいものであると実感しています。
東洋医学の鍼灸でなければ、運動器疾患以外は基本的に扱えません。潰瘍性大腸炎の方が肩こりや腰痛もある場合、運動器疾患しか扱えなければ肩こり、腰痛の対応のみで、潰瘍性大腸炎は放置することになります。
潰瘍性大腸炎に限らず、下記のような症状にも対応できません。
- 喘息
- 鼻が悪い
- 機能性ディスペプシア
- 逆流性食道炎
- 円形脱毛症
- 顔面神経麻痺
- 三叉神経痛 など
これらの症状は整形外科や整骨院、多くの鍼灸整骨院では放置されます。しかし、体は全身がつながっているので、これらの症状にも対応できなければ、結局は肩こりや腰痛ですら改善できないと私は思っています。
改善と差別化が可能
皆さんが実際に臨床に立った際、肩こりや腰痛、神経痛を訴えて来店されたお客様から「実は胃腸障害に悩んでいる」と言われたとします。胃腸障害に限らず、円形脱毛症や生理痛、子宮筋腫など、さまざまな悩みを抱えていると知ったときに、皆さんは「自分には対応できない」という無力さを感じるかもしれません。
しかし、東洋医学というツールを使うことで、こういったお客様も改善ができます。つまり、東洋医学をベースに実践することが鍼灸師としての最大の喜びにつながるのです。また、皆さんが独立開業されたときには他の鍼灸院ではできないことができるため、差別化が図れます。
鍼灸師としての喜び
先ほど例にあげた潰瘍性大腸炎や機能性ディスペプシアなどは病院も治せません。では、これらの病を誰が改善するのかというと、鍼灸師が改善するのです。このような視点に立てるのが、東洋医学を実践する鍼灸師です。鍼灸師としての1番の喜びを得られるのは、やはり東洋医学を実践する鍼灸師だと私は確信しています。
東洋医学を実践する鍼灸師であれば、不妊症はもちろん、運動器疾患から膠原病まで、西洋医学では難病とされる数々の病に対応できます。当然、太刀打ちできないような症状もあるとは思いますが、それらの症状は病院や多くの鍼灸院でも対応できないものです。
東洋医学の実践については、こんなに幸せなことはないと感じています。私自身は鍼灸師になって本当に良かったと思っており、東洋医学に出会っていなければ今の鍼灸院もありませんでした。
東洋医学による自信
私は東洋医学を実践している以上、絶対に他には負けない自信があります。なぜなら、運動器疾患以外の症状を抱える人が非常に多いからです。これらの症状が病院で治せるかというと、治せません。慢性病と不定愁訴は、何ひとつとして病院では無理なのです。
このことから、当店は他の鍼灸院から浸食されない自信があるのです。運動器疾患ばかりを扱っていると、他の鍼灸院も同様なので差別化が図れません。値段の安いガソリンスタンドを選ぶように、どんぐりの背比べ状態になってしまうわけです。
しかし、東洋医学を実践できる鍼灸師は数が少ないので、お客様も他の鍼灸院に目移りすることがありません。このように多くのメリットがあり、鍼灸師としての喜びも大きいので、東洋医学を実践する方が絶対に良いと私は確信しています。
当グループの求人情報
現在、当グループでは下記の3店舗で求人を行っています。
- 町田本院
- 国分寺院
- たまプラーザ院
東洋医学一筋を志す鍼灸師の方は、ぜひご応募ください。
当店では鍼灸施術以外は行っておりません。回数券や物販の売りつけや、サブスクリプション化もしていません。当グループでは改善するか、改善しないかの真剣勝負だけです。実際に当グループに勤務している人たちは非常に士気が高く、環境も良いと思います。私自身がかなり情熱的なので、労働環境が厳しいと思われる方も多いかもしれません。
しかし、実はそうでもなく、この辺りは非常にゆるめです。なぜなら、私の考えとしては、鍼灸師はお客様を改善してくれさえすれば良いからです。これに加えて、私はお客様の改善という事実を通じて、東洋医学が広まってくれること以外は何も求めていません。
多店舗展開している鍼灸院で働くとわかりますが、こういったところは金・金・金とお金のことばかりです。正常な精神状態の人がこのようなお金重視の鍼灸院で働くと、心がすさんでしまいます。
これに対して、当グループは鍼灸師としての喜びが得られる職場です。現在、求人を行っているので、興味のある方は「こちらの求人ページより」ぜひご応募ください。
これからがスタート
国家試験は大変だったと思いますが、これからがスタートです。せっかく取得した国家資格を生かすには、東洋医学という土壌で実践していくことが重要です。
これによって世界が広がり、鍼灸師になって良かったと心から思えるはずなので、ぜひ頑張ってください。