東洋はり灸整骨院、院長の石丸です。
今回は、「今の日本の医療について」私の考えをお話します。
心が通じ合わないのは医療ではない?
病院で体験したこと
私は普段から病院へ行くことはほとんどないのですが、先日生命保険に加入するため、ある病院へ行くことになりました。
指定された病院の診察室で「こんにちは、よろしくお願いします」と言ったところ、その医師は私の顔を見ようともしませんでした。流れ作業で「はいはい…さようなら」といった感じです。帰り際にお礼をした時も同じでした。
医師というのは本当に特殊な職業だと思いませんか。礼儀の無い態度でも高所得で安定し、高級車に乗ったりしているわけです。一般社会ではそんな態度はあり得ないと思いました。
もちろん素晴らしい医師もいると思いますが、立場を勘違いしている医師も少なくはないのでは、と思ってしまいました。
患者さんの顔も見ない医師
最近の病院は顔も見ないことが多いようです。昔は聴診器をあて、打診や腹診もしっかりとやっていたと思いますが、最近は医療機器の発達で全て機械任せになっています。だから患者の顔を見ようともしないのです。
システムとしては理解できますが、人間は機械ではありません。精神を持ち、感情もあるので心が通わないと不安になるものです。
私は病気で行ったわけではありませんが、もしも体に不調があって病院を訪れていたら不安に感じていたと思います。
安心感は大切
プラセボ効果をご存知でしょうか。安心感や信頼感によって治療効果が高まることですが、現在蔓延している心が通わない医療ではプラセボ効果どころか、逆効果になる可能性も考えられます。
心が通じ合うことはとても重要ですし、治療者は一人ひとりの患者さんに対して「家族や友達を診るような気持ち」で対応すべきだと思います。
もちろん、外科手術や救急救命では人体を機械だと思ったほうがいい部分もあるのかもしれません。しかし、脳神経系外科で有名な福島医師でさえ、患者さんとはしっかりと向き合っています。医療は心が通わなければいけないのです。
心の通った医療を!
私の友人の薬局長をしている方が言うには、薬剤師の仕事は1つのクリニックで50種類程の薬を機械的に出すだけで、病気を治す達成感や喜びは感じられないそうです。もしかしたら患者さんを治すことができないから、ふてくされてそのような態度をとっているのかもしれません。
医師は製薬会社を筆頭に様々なところから頭を下げられ、自分が頭を下げることがほとんどないのかもしれません。感覚が麻痺している部分もあるのかもしれませんね。
患者さんに安心感を与え、より治療効果を高めるためにも「心の通った医療」を目指していただきたいと思います。