東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、当店で実際に使用しているはりと、その刺激量についてご説明します。
鍼の刺激について 動画解説
東洋はり灸整骨院の鍼の特徴
当店の最大の特徴として、どのような方に対しても『本治法』と呼ばれる生命力を上げる鍼灸施術を行うことです。体の自然治癒力や五臓六腑のパワーを上げることで回復をよくするのです。
銀のはり
その施術の際に使用するはりは、髪の毛程の細さの”銀のはり”です。
銀のはり
左から美容鍼、一般施術用の鍼、爪楊枝
ものすごく細いですよね。
例えば、よく使う太淵(たいえん)というツボがあります。このツボとツボの道である経絡に、刺すというよりも当てる程度にはりで刺激し、気を流します。こうした気血のめぐりをよくする手技は、はりを刺していないこともあり、全く痛みがありません。
金のはり
また、お子様に対する小児鍼の際には、“ていしん”という純金の鍼を使用します。
このはりは純金ですのでパワーも強く、安定感もあります。太いはりですが、刺しません。
“押し手”と呼ばれる主義で気を補う手技を施したり、後ろを使って1秒間に2~3センチ程度のスピードで経絡をなでる手技を行ったりします。全く痛みのない手技ですが、例えばお子様の喘息などもとても得意としております。
ステンレスのはり
爪楊枝との比較
当店ではお客様の生命力を上げたあとに、
- 頭痛
- 生理痛
- 腰痛
- 胃の不調
- 不眠症
- うつ病
こういった様々な症状に対してダイレクトにアプローチするような鍼灸施術を行います。その時に使うのは“ステンレスのはり”です。全て使い捨てのはりで、こちらも非常に細いものです。
当店では腰痛でも腰にはりを打つことはなく、腰に関係する経絡にはりをします。「刺さっているのか、いないのか?」という2mm~5mm程の深さで、皮膚にひっかかる程度です。もちろん血も出ませんのでご安心ください。
鍼灸院はラーメン屋と似ている?
当店はこのように刺激の少ない施術法ですが、鍼灸院によってやり方は全く違います。
ラーメン屋さんが、
- 味噌ラーメン
- 醤油ラーメン
- とんこつラーメン
- 塩ラーメン
と大きく分けられるように、鍼灸は、
- 伝統的な鍼
- 西洋医学的な理論に則った鍼
- スポーツ・美容・不妊の鍼
- 自立神経に則った鍼
以上の4つに大きく分けられます。
さらに同じ味のラーメンでも激辛なものからごく薄味の出汁の効いたものまで、同じ味のラーメンも色々な種類がありますよね。
これと同じように、鍼灸院も各店舗ごとに違いがあり、流派によっても全体的なやり方や刺激量に違いがあるのです。鍼灸を受けたことがない人からすれば、どこも同じように感じるかもしれませんが、全く違うものなのです。
「他の鍼灸院のはりは効かなかった」
「私には鍼が合わない」
という方はもしかしたら、ものすごく口に合わないラーメンを食べたようなものかもしれません。美味しいラーメン屋さんに行けば価値観が変わるように、よい鍼灸施術を受ければ目からうろこが落ちるでしょう。
おわりに
今回は、「鍼灸院によって”はりの刺激”は全然違う」と題してお話ししました。
当店はとても刺激量が少ない施術法ですので、小さなお子様でも泣くこともございません。鍼が怖いという方には、一切刺さない施術も可能です。
ぜひ一度、東洋医学専門の当店の鍼灸をお試しいただきたいと思います。