鍼灸の施術は
- 「何か痛そう」
- 「怖そう」
- 「感染はどうなの?」
とかなりマイナスなイメージが多く、基本的には怖がられています。
そこで今回は、そのような鍼灸に対する「痛そう」「怖そう」という内容についてお話ししたいと思います。
鍼灸施術について(動画解説)
鍼灸院=ラーメン屋!?
鍼灸院はラーメン屋さんみたいなものですが、一般の方は鍼灸院を全部一緒だと思っています。しかし、ラーメン屋は違うとみんな知っていますよね。
ラーメン屋にもいろいろなお店があり、以下のように違うはずです。
- 激辛ラーメン
- 醤油ラーメン
- 豚骨ラーメン
- みそラーメン
- だしの効いた薄味ラーメン
これと全く一緒で鍼灸院も各店舗ごとに全然違います。太い鍼を使って刺激を与えるやり方もあれば、だしの効いた薄味ラーメンのような優しいやり方もあります。
「痛い、怖い」の印象について、やや過激なやり方だと見た目も怖そうなうえ、刺激量も多いため「痛い」となりやすいです。
例えば、太くて長い鍼を使えば刺激量が増えますので、痛いうえに見た目も怖いといった印象が根付いてしまいます。
一方、髪の毛ほどの細さのすごく細い鍼を使ったり、当店だと刺さずに施術を行うやり方もあります。そういった店であれば非常に低刺激のため、見た目も怖くないし、実際に痛くありません。
このような感じでラーメンの種類のように、鍼灸院も店によって全く違うのです。
流派によって全然違う
これは先ほどの話ともつながりますが、鍼灸は流派によって全く違います。
一般の方だと複数の鍼灸院へ通った経験がないため、違いは分かりにくいと思います。ですが一般の方でもラーメン屋なら
- みそ
- 醤油
- 豚骨
- 塩
と種類があり、カップ麺を食べたりして、いろいろ違うことを把握できる、それと同じです。
痛みが少ない院は小児鍼も扱っている
- 「なるべく少なめの刺激にしたい」
- 「痛そう、怖いのを避けたい」
というのであれば小児審も扱っている店がそういった要望のかなえられる傾向にあります。
子ども用の鍼は基本的には体に刺しません。そういったやり方もできる店は、大人向けの鍼もとても優しいです。また、小児鍼を扱っている院は東洋医学をかなり重んじてやっているところばかりなので、本物の東洋医学を受けたい方にはオススメできます。
鍼灸院は怖くない!
鍼灸院は1店舗ずつラーメン屋さんくらいの違いがあります。
テレビを見ているとスポーツ選手が鍼を打って「イタタタ…」と叫んでいるので、怖そうという印象も感じてしまうかもしれません。ですが、あれは視聴率をとるためにバラエティ的な要素でやっていると思います。一概に全ての鍼灸院があのような過激なことをやっているわけではありません。
私自身もあの手の放送を見ると「自分たちがやっているのは全然違うのに…」と思うのですが、テレビ用の鍼は刺激が大きい鍼です。鍼灸を実際に扱っている我々としては、そういった鍼ではないものもあることも知っていただけたらと思います。