東洋はり灸接骨院院長の石丸です。本日は、「世界と比較して日本人が独特な理由」についてお話したいと思います。
宗教と秩序の問題
鍼灸や東洋医学とは関係ないのですが、こういうことを考えたことがある人はいると思います。日本人は世界と比べて独特です。
例えば震災の際、食糧や水を得るために皆きちんと並びます。海外の場合は、店のガラスを割って中の物を略奪したり物を盗んだりします。
以前、カナダで働いていた時、スリランカの方に「なんで日本人は宗教に入っている人が少ないのに秩序が維持できるのですか」と聞かれました。海外は基本的に宗教に入ってないと秩序が乱れます。
また、私が大阪に行った時に、友達のカナダ人とコンビニのセブンイレブンに行きました。日本人が車を駐車場に停めてエンジンをかけっぱなしで買い物に行ったのを見掛けた友達が「誰も盗まないのか」と驚愕していました。カナダなら盗まれています。日本人は人から物を盗る等の行為をしないように見えます。
もちろん全員が全員ではないと思いますし、中には振込詐欺するような犯罪者もいます。そうではなくて、一般的な日本人と言えば、世界と比べて独特だと思います。
人のことを考えて行動する
先程言いましたように、自分さえよければいいというのではなく、人のことを考えて行動します。G7の会合や賞を取って海外に行った日本人の様子を見ると、皆が集まって意見を交わす中、少し離れた位置にいるのを見て、自己主張が苦手だと感じます。そのことに対して、私はずっと疑問に思っていました。
患者で物知りな方や大学の教授、歴史に詳しい人、いろいろな人に話を聞いて納得した内容をお伝えします。こちら以外にも日本人が独特な理由がもしありましたら、ご教示ください。納得した理由が2つありますので、興味のある方は是非聞いていただきたい。
その１ 食べ物に困らない
1つは、食べ物に困りません。食べ物がないと死んでしまいますが、日本は島国で海に囲まれていますので、釣りをしたら魚も採れるし、貝も取れるし、気候も四季があって温暖でいろいろな農作物が採れるということで、基本的には食べ物に困りませんでした。隣の村を襲って食べ物を盗ったり畑を襲って食べ物を盗んだり、基本的にはしなくても平気だという歴史があります。
ところで、一人の食料に必要な面積比は、米、小麦、草原ですが、一人分の米を作るのに必要な面積を1とすると、小麦は10必要らしいです。人口が多くなると食料が足らずに死にます。そうすると、隣の村を襲い食べ物略奪しないと生きていけません。
あとは草原になると50まで必要です。モンゴルの牧畜を例にしますと、羊に草を食べさせてミルクを絞ったりヨーグルトやチーズ等の発酵食品を作ったりするのは、非常に手間がかかります。草原で農作物が育ちにくいので、1人当たりの米に比べると草原は50です。結果、馬に乗って隣の村を襲って殺してでも食糧を奪い取る歴史につながります。
その２ 島国と仲間意識
日本人は食べ物に困らなかったので、仲間意識があります。島国なので、周辺国と適度な距離があり侵略されにくいと同様に、文化を取り入れやすい地形でした。主に中国から文化を取り入れて、伸びています。船で侵略に来たとしても、乗せる人数に限りがあるので、陸上にいる日本人が有利で負けません。
日本のように島国で周辺国と適度に離れている国を地球儀で見ると、マダガスカルやニュージーランドが同じような温暖な気候です。しかし、文化を取り入れる周辺国が少なく、急激な成長は見込めなかったと思います。歴史には詳しくありませんが、日本人は特殊です。韓国人や中国人、アメリカ人、イギリス人も特殊です。
アメリカのバーに行って注文しようと思った時に、日本だったら行列の一番後ろに並びます。ある程度お酒を飲んでいても空気を読んで順番に並びます。でも、アメリカは全然読みません。お酒を買うために、我先にと向かうエネルギーが半端ではありません。私達日本人からすると、見ただけで勢いに飲まれます。でも、海外の人は競争意識が激しく、いろいろな人種も人をかき分け、割り込んでいきます。日本人から見ると、競争に参加するのは 厳しく、あきらめる傾向があります。
私が腑に落ちた答え
曖昧な表現で申し訳ありませんが、興味があっただけで、歴史には詳しくはありません。患者にはいろいろな方がいるので「どう思いますか」と聞いて、一番腑に落ちた答えがこれらということです。
食べ物に困らなかったのでまわりと争う必要もありませんでした。米を作るのに小さな面積で平気でした。また、魚が釣れたり貝が採れたり、周辺国と適度な距離があったことで、中国等から文化を取り入れいれやすい地形に恵まれ、仲間意識も芽生えました。
一番納得した内容は、日本人は独特な感性があります。
おわりに
「世界と比較して日本人が独特な理由」についてお話しました。歴史等が長けている方のご意見をお聞かせください。
