東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。
今回は「顔面神経麻痺にマッサージはやめて！」と題してお話ししたいと思います。
まずはこちらの動画からぜひご覧ください。
結論：マッサージはNG
顔面神経麻痺を改善するためにマッサージをしている人は多いと思います。中には医療機関からマッサージをオススメされた人もいるかもしれませんが、私の経験上マッサージはやめた方がよいと思っています。
実際に顔面神経麻痺は東洋医学の鍼灸施術で改善できるので、東洋医学の理論的にも顔のマッサージはしない方がよいといえます。
加圧は瀉法につながる
なぜマッサージをしない方がよいかというと、東洋医学では「加圧は瀉法につながる」と考えられているからです。加圧、つまり押すことは寫法、エネルギーを飛ばしてしまうわけです。
東洋医学的には顔面神経麻痺は流れが悪くなっている状態です。ここでマッサージをするとエネルギーが飛んでいくため、余計にめぐらなくなってしまいます。実際にマッサージをしても改善されないと思うのでマッサージはやめた方がよいでしょう。
圧をかけずに循環を促す
ではマッサージではなく何をするとよいかというと、1つは温めることです。ホットタオルなどで顔を温めるとよいでしょう。また、手を顔に当てる「手当て」もよいです。要するに圧をかけなければよいので、温める、手を当てることで循環をよくするとよいと思います。
しかし、これだけで顔面神経麻痺が改善されるかというとかなり難しいです。これで改善される場合は自然治癒ではないでしょうか。
効果的なセルフケアを
いずれにしても顔面神経麻痺の場合はマイナスとならないようにマッサージはやめましょう。
セルフケアを行いたい場合は温める、手当てをするほかに自宅用のお灸も効果的かと思います。顔面神経麻痺に効くツボが東洋医学の鍼灸施術でも使われているので、このツボにお灸をすることもオススメです。
顔面神経麻痺に有効なツボ 扶突（ふとつ）
顔面神経麻痺の鍼灸施術については次のページに詳しく書いてありますので、ぜひご覧ください。
