東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。
今回は「顔面神経麻痺の最善の対応策」についてお話ししたいと思います。
※施術効果には個人差がございます。
早期発見・早期治療を!
顔面神経麻痺になってしまった場合にもっとも重要なことは治るための治療をできるだけ早く開始することです。時間が非常に重要になってきます。
顔面神経麻痺になったということは必ず理由があるはずです。ですので、その理由に対してなるべく早く対処しなければ本当に治らなくなってしまいます。その状態・病態に対して的確な治療を可能な限り早く開始してください。
西洋医学と東洋医学を同時に
的確な治療を早く開始するためには、西洋医学と東洋医学を同時に開始することをオススメします。
西洋医学・病院では顔面神経麻痺の原因はヘルペスウイルス説とされていますが、原因不明の場合も多いです。ヘルペスウイルス説はあくまでも説であり、原因がわからないと結局は正しい処置ができないわけです。
たとえば大阪から東京に行く場合、東の方に進まなければ永遠にたどり着けません。これを北や西、南に向かっていると東京には着かないわけです。原因がわからないということは、これと同じことです。
もし西洋医学で原因がわからない場合でも東洋医学は何千年もこの地球上で行われてきた医学なので経験上、「顔面神経麻痺になる人の理由はこれだ」というものがいくつもあります。ですので、この理由に当てはめていくとほぼ改善するわけです。
原因不明による慢性化を避ける
私は顔面神経麻痺を発症してすぐに来ていただければ改善させる自信があるのですが、できれば最低でも発症後半年までには来てほしいと思います。
顔面神経麻痺になった場合に耳鼻咽頭科、脳神経外科に行くのもよいです。しかし、同時に東洋医学も並行していただきたいと思います。なぜなら、何度も言うように病院では「原因がわからない」と言われる可能性があるからです。
また、病院でヘルペスウイルスが原因とされた場合でもステロイドとビタミン剤の服用を続け、最終的には手術になるかもしれません。それが本当の原因に対する有効な治療法であればよいですが、これで治らない人も非常に多いです。
このように東洋医学という選択肢を同時に行わなければ結局は時間ばかりが過ぎていき、本当に慢性化して治りづらくなってしまいます。
時間がもっとも重要
当院は鍼灸院なので病院に行き、しばらくして慢性化してから来院されるケースが非常に多いです。そうすると時間が経てば経つほど改善に時間がかかってしまうわけです。これでは患者様にとってもデメリットです。
私は当院の既存の患者さまが顔面神経麻痺になりご相談を受けた場合は、病院にも行くようにお話しします。そして同時に東洋医学の施術を受けていただくと非常に早く改善されます。
このような私の経験からも西洋医学と東洋医学はぜひ同時に開始して欲しいと思います。顔面神経麻痺の改善にはとにかく時間が重要なポイントとなります。
マッサージはしない
さらにつけ加えると顔のマッサージはやめた方がよいです。顔面神経麻痺になると顔のマッサージをしたくなると思いますが、これは東洋医学的にはよくないのでやめてください。西洋医学の先生はマッサージをするように言ってくるかもしれませんが、東洋医学的にはよくないと思います。
もしセルフケアをするのであればホットパックで温める、顔に手を当てる程度にしてください。押す、加圧することがよくないのでマッサージはしないでください。
患者さまのためには東洋医学を
顔面神経麻痺になった場合は西洋医学・病院だけではなく東洋医学もあるということを認識した方が患者さまのためになります。
そしてできるだけ早く、時間をおかずに開始してください。早ければ早いほど本当に改善されます。病院では経過観察として放っておかれる場合もあるので、この点は気をつけてください。
顔面神経麻痺は時間が経つほど改善が難しくなるので、選択肢として東洋医学を考えたほうがいいと思います。
顔面神経麻痺の鍼灸については以下のページに詳しく記載してありますので、併せてご覧ください。