【正しい塩の選び方】健康の鍵は塩選びから!

お塩

東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。今回は「やる気・気力がわかないのは塩のせい?」と題してお話ししたいと思います。

塩と聞くと、何か悪者のようなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しょうゆなどの調味料では減塩がうたわれ、高血圧の原因として敵視されています。しかし、実は人間の体にとって塩は非常に重要な役割を果たしているのです。

【動画解説】やる気が出ないのは塩が原因?

食塩は塩化ナトリウムが99%以上

食塩

まず、一般的に塩といわれているものは精製塩と天然塩に大きく分けられます。このうち、精製塩は食塩としてスーパーなどでも比較的安価で売られているため、皆さんも見たことがあると思います。

この食塩は、ミネラルをほとんど取り除いて塩辛味をメインにしたものであり、成分の99%以上が塩化ナトリウムです。日本では1971年~1997年までは食塩しか買えなかったそうですが、ミネラルを含まない食塩はオススメできません。

歴史的な塩の使われ方

海岸

ここで塩関連の歴史をみてみると、江戸時代には拷問の1つとして「塩抜きの刑」というものがありました。塩抜きの刑では、罪人に一切の塩を与えません。そうすると、5日ほどで気力や体力、思考力などがすべて落ち、尋問に正直に答えるようになるそうです。

また、戦勝国の支配戦略としても塩は使われてきました。戦争に勝った国は負けた国を支配するときに塩をコントロールしました。塩抜きの刑と同様に、人は塩を制限されると思考力が落ち、やる気や気力も低下してしまいます。これを利用して、敗戦国が2度と歯向かってこないようにローマ帝国時代から塩のコントロールが行われていたそうです。

さらに、刑務所でも塩を減らしているという話があるようです。塩を減らすことで受刑者の凶暴化を防ぎ、コントロールしやすくなると考えられています。それほどに塩は人間の体にとって、非常に重要なものなのです。過剰な減塩やミネラルを含まない食塩ばかりをとっていると、やる気や気力が落ちてしまいます。

優秀な天然塩・自然塩

天然塩

塩の中でも私のオススメは、天然塩や自然塩です。天然塩や自然塩にはミネラルが入っており、塩としては非常に優秀な形です。

天然塩や自然塩をとらなければ、気力、体力、やる気が出なくなります。人間の体は涙も血液も汗もしょっぱいのです。このことからも、いかに塩が重要かわかるはずです。冒頭にお話ししたとおり、食塩は99%以上が塩化ナトリウムなので、食塩ばかりとっている方は、天然塩や自然塩を選んで購入した方が良いと思います。

日本人は食塩をとらされていた

日本

1971年~1997年までは食塩しか買えなかったとお話ししましたが、これには政治的な理由があります。ここでは詳細は割愛しますが、ミネラルを含まない欠陥品である食塩を26年もの長年にわたってとらせることで、徐々に日本人の士気や気力、やる気、体力を奪う目的があったとされています。

1997年以降はさまざまな運動によって天然塩や自然塩をとることができるようになったそうですが、興味のある方はぜひそういった歴史的背景も調べてみていただければと思います。

この事実を知ったうえで考えると、やる気、気力がわかないのは、皆さんが摂取している塩のせいかもしれません。塩を選ぶ際には、食塩をやめ、天然塩や自然塩を買うようにしてみてください。

オススメの天然塩・自然塩

料理をする女性

天然塩や自然塩にはさまざまな種類がありますが、私のオススメは「海の精」です。「海の精」はスーパーなどでも購入できるため、日常的に使うものとしては非常に適していると思います。購入できる天然塩や自然塩は多種多様なので、インターネットなどで調べて、お好みのものを見つけていただくのも良いと思います。

減塩、減塩と塩を減らしてばかりでは、やる気や気力が落ちる可能性があります。また、食塩をとっている方は、すぐに天然塩や自然塩に変えていただきたいと思います。

東洋医学が推奨する本物の塩

石丸昌志