日本で、人口10万人あたり100人程度の方が苦しんでおられるという「潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)」は、大腸の粘膜の最も内側の層に潰瘍(かいよう)やびらんができて各症状が出るとされる大腸の炎症性疾患です。
当店にも、潰瘍性大腸炎で苦しんでおられる方が来店されることがあります。ここでは、潰瘍性大腸炎についてお話しします。
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎には下痢や血便、腹痛などの症状があり、重症化すると発熱したり貧血状態になったり、下痢の影響で体重が減少したりすることがあります。投薬などで一時的に症状が改善することもありますが、再発する可能性が高いため、西洋医学では、潰瘍性大腸炎を難症状に指定しています。
これまで、日本人の発症例はさほど多くありませんでしたが、近年では20代から30代に多く見られるようになりました。
潰瘍性大腸炎の原因
潰瘍性大腸炎の原因はいくつか挙げることができますが、主なものは、体内に異常な抗体ができ、自分の大腸を攻撃することだとされています。遺伝的な要因がある、食生活が乱れているからだなどという指摘もありますが、なぜそのような現象が起きるかについて、明確な答えを出せてはいません。
西洋医学で潰瘍性大腸炎を治療する場合は、腸に負担をかけないことを重要視します。食事する際には、「白砂糖」「果物」は絶対に避け、「香辛料」や「アルコール」なども摂らないようにと指導されますが、それでも根本的な改善にはつながらないため、大腸摘出手術が行われることもあります。
潰瘍性大腸炎が危険な病気として注目されるのは、発症後10年前後で大腸がんを発症するケースが多くなっているからともいえるでしょう。
潰瘍性胃腸炎を患った20代女性のケース
根本的な改善が難しく、大腸がんへとつながる可能性が高い潰瘍性大腸炎ですが、東洋医学の施術なら根本的な改善も可能です。ここでは、潰瘍性大腸炎を患う20代女性の症状を、東洋医学の鍼灸で緩和させたケースについてご紹介しましょう。
腹痛や下血交じりの下痢を何度も起こすようになったその女性はまず、病院に頼りました。検便や大腸内視鏡検査などをへて潰瘍性大腸炎と診断されたため、抗炎症作用のある薬とステロイド剤などを処方され、食生活についての指導も受けたのです。
20代の女性にとって、下血や下痢といった症状は耐えがたいものです。症状がいつ起こるかわからず、外出を控えるようになったり、仕事が手につかなかったりといった様子でした。
加えて、女性は毎月の月経で貧血になりがちです。潰瘍性大腸炎のせいで日々少量でも出血を続ければ、身体のダメージも大きなものになります。何とか症状を改善させたい、不安を解消したいと当店に足を運ばれました。
病名にとらわれず、すべての症状から判断するのが東洋医学
東洋医学は、どれほどひどい炎症が見られたとしても、その部位だけに着目して施術するということはありません。これは、「身体はすべてつながっている」から。カウンセリングにおいて、不快な症状をすべてうかがっていくのはこのためです。
こちらの女性の場合は、肩こりや冷え性に加えて、鼻炎、花粉症、頭痛、生理痛といった症状に加えて、敏感肌であったりぎっくり腰になりやすい、風邪をひきやすい、眠りが浅いといった問題があることがわかりました。こうした症状を総合的に判断したのち、鍼灸の施術を行っていくのです。
週1回の施術で、3回目には症状が改善し始める
この女性には、週1回のペースで施術を行うことになりました。そして3回目の施術を終えたときには、「下血が減ってきた」「下痢しにくくなった」とおっしゃるようになり、症状の改善が自覚できていたのです。
その後も週1回の施術を受けていただいた結果、肩こりや鼻炎、花粉症といった症状が徐々に改善し、風邪をひきにくい体質へと変化していました。さらに、悩んでおられた潰瘍性大腸炎の症状も解消されたのです。
この女性は、下血や下痢などがなくなったうえに、花粉症などもおさまり、外出する不安がなくなったとおっしゃいます。活動範囲も広がり、病気にかかる前と同程度になりました。
症状は一生改善しないかもしれないと半分あきらめていただけに、喜びもひとしおで、施術にあたったスタッフもそのお姿に喜ばせてもらっています。
潰瘍性大腸炎には西洋医学と東洋医学の併用を
潰瘍性大腸炎は、「寛解(かんかい)」と「憎悪(ぞうお)」を繰り返す病気だといわれています。これは、よい状態を維持できる時期と、症状が再度現れる時期が何度も入れ替わり出てくるということ。
初期の状態は、直腸やS字結腸などの炎症に過ぎませんが、中期になると下行(かこう)結腸や横行(おうこう)結腸の左半分にまで広がり、重症になると大腸全体が炎症を起こしてしまいます。
最も危険な急性劇症型の場合は、大腸から大量に出血したり大腸が破裂したりするため、死に至るケースもままあるのです。
このような危険性から、当店では、西洋医学と東洋医学とを併用するのが望ましいとお伝えしています。
早期発見早期治療が大事
長期にわたって潰瘍性大腸炎を患っている人ほど、大腸の粘膜は傷ついています。修復力も低下しており、免疫力を正常化することも困難な状態にあるため、東洋医学をもってしても施術の効果がなかなか現れないことがあるのです。
西洋医学と東洋医学とを併用することで、
- 「ステロイド剤などの副作用を東洋医学をもって抑える」
- 「薬を減らしていく段階で症状が憎悪するリスクを軽減する」
などの効果が期待できます。
潰瘍性大腸炎を改善されたお客様の声
東洋はり灸整骨院へ来店され、潰瘍性大腸炎の症状を改善された方との対談動画をご紹介します。ぜひご覧ください。
海老名市にお住まいのS.N様(20代 女性)との対談
東京都新宿区にお住まいのY.Oさん(20代女性)との対談
佐賀県にお住まいの男性の方との対談
潰瘍性大腸炎を改善されたお客様の声
※施術効果には個人差があります。
おわりに
難症状の中でも、改善の難しさで知られるもののひとつが潰瘍性大腸炎です。しかし、東洋医学による鍼灸で「寛解」の状態にしている方は多数おられます。また、「憎悪」の状態になってすぐに施術を受ければ、病気の悪化を防ぐことも可能です。
また、難症状に侵されていることが不安やストレスになり、症状をさらに悪化させる要因にもつながりかねません。
潰瘍性大腸炎の症状でお悩みの方は、その不安やストレスを抱え込まず、東洋医学を専門とする鍼灸院にぜひご相談ください。東洋はり灸整骨院でも、スタッフ一同が全力でサポートさせていただきます。
当院案内
一般鍼灸の施術料金
初回カウンセリング料 | 2,000円(税込) |
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鍼灸施術 (30〜60分) | 5,500円(税込) |
合計 | 7,500円(税込)→キャンペーン利用で6,500円に |
町田駅から徒歩2分
住所 | 〒194-0022 東京都町田市森野1-34-18 ユニオンビル4F/5F(4F受付) |
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電話番号 | 042-705-6090 |
アクセス | 小田急線 町田駅 北口 徒歩2分 |
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