東洋はり灸整骨院の石丸です。
今回は、西洋医学と東洋医学での腰痛の考え方の違いについて解説させていただきます。
腰痛治療はどこへ行けばいい?
腰痛や腰の不調を感じた時、どこへ治療に行こうと考えますか?
- 整形外科
- 整骨院
- 整体
- マッサージ
- カイロプラクティック
などが一般的でしょうか。
このうち整骨院、整体、マッサージ、カイロプラクティックは東洋医学と思っている方が多いのですが、痛みを感じる部位を中心に施術するという意味で、西洋医学の範疇です。
対症療法と呼ばれ、痛い部位を中心にもみほぐしや骨の位置の矯正などで施術します。
西洋医学が捉える腰痛の原因
西洋医学(病院)では、腰痛を訴える方にまず思い当たる原因を確認後、レントゲン検査で骨の異常の有無を検査します。そして、異常が見つからない場合は、MRIなどで再度検査します。
腰痛の原因で最も多いのが腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊椎管狭窄症等で、ずれた椎間板や神経の通り道が脊椎神経を圧迫することによって発症すると考えられています。
西洋医学の腰痛治療は手術と対症療法
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊椎管狭窄症は、手術せず保存療法を行う場合もあります。
内服薬や湿布薬による薬物療法、温熱療法などありますが、それで改善されなかったり神経障害が強い場合、神経の圧迫を取るための手術を行います。しかし、腰痛が完全になくなるとは限りませんし、麻痺などの症状が残ってしまう場合もあります。
また、レントゲンなどで骨や神経の異常が見つからない場合もあります。
手術が全身に及ぼす影響
手術の場合、通常全身麻酔で背中を切ることになります。
現在は体の負担をできる限り軽くする低侵襲(ていしんしゅう)治療が進められていますが、それでも身体に負担がかかることに変わりありません。
また、術後の安静期間に運動不足から足腰の筋力が弱ってしまい、特に高齢者の場合そのまま車椅子生活になってしまう場合もあります。
そこまでいかなくても、皮膚や筋肉も切ることになりますので、手術の痕が残ってしまったり、ずっと違和感が残ることがあります。
コルセット
そして、手術後のコルセット使用で、数週間は不自由な生活を送らなくてはいけません。
特に手術後に使用するコルセットは硬性コルセットと呼ばれるプラスチックやセルロイド、金属などで作られたものが多く、日常生活での動きがかなり制限されてしまいます。
東洋医学をお勧めする理由
東洋医学では「腰痛」という症状にとらわれず、根本の原因を探ります。
一人ひとりの体質や環境によって、
- 湿度
- 冷え
- 食べ過ぎ
- 血行不良
- 腎臓の機能低下
などが腰痛を引き起こす根本の原因と考え、それらを改善することで、腰痛という症状もなくしていくのです。
他の症状を併せてチェック
ほとんど腰痛の方は、別の不快症状にも悩まされています。
例えば、
- 頭痛
- 肩こり
- 眼精疲労
- 睡眠障害
- 足がつる・むくむ
- 手足やお腹の冷え・ほてり
- 花粉症
- 生理痛
- 生理不順
- 貧血
- 異常な汗かき
- おなら
などです。
これらの症状と腰痛の原因を同じものと考え、体質を改善させる鍼灸施術を行うことによって、腰痛はもちろん、その他の不快な症状も軽減させます。
例をあげると、腰痛と同時に汗っかきで薄毛、ニキビが多いといった場合は、体に熱や水分がこもっていると考え、体の熱を逃がす施術を行います。
逆に、手足がむくみ、全身が冷えている場合は、体を温めます。
それらの施術を行うことで体質が改善され、腰痛が起こりにくくなります。
腰痛に関する解説動画
東洋医学による腰痛の改善法についてお話させていただきました。
腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛など腰の症状でお悩みの方はぜひご覧ください。
東洋医学による腰痛の改善法とは?
おわりに
東洋医学、そして鍼灸による腰痛改善法についてお話させていただきました。
全身の機能低下が根本の原因と考え、その原因を探りそこから施術していくのが東洋医学、そして鍼灸です。
今現在、
- ぎっくり腰
- 椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛
などの足腰の症状で病院などに長く通っても良くならないとお悩みの方は、ぜひ一度東洋医学専門の鍼灸院でご相談下さい。
東洋はり灸整骨院では痛くない施術をしておりますので、痛みに弱い方でも安心して施術を受けていただくことができます。一人一人の体質を伝統的なカウンセリングにて的確に判断し、それに合った鍼灸施術を行います。
これまでの施術であまり効果がなかった方は、一度東洋医学による鍼灸施術を試してみてはいかがでしょうか。