- 身体がだるい
- 頭が重い
- 倦怠感が抜けない
- よく眠れない
- イライラする
- 食欲がない
など、どこがというわけではないが何となく体調が優れない、と感じることはありませんか?
このような不定愁訴、実は東洋医学なら根本原因は分かり、改善も可能です。
薬漬けになったり不快感をずっと持ち続けている方がいらっしゃいましたら、ぜひ東洋医学専門の鍼灸院を訪ねていただきたいと思います。
それでは、これからこの不定愁訴の症状や原因について東洋医学の話を交えながら解説していきます。
西洋医学における不定愁訴とは?
「危険な病気が潜んでいるのでは?」と心配になり、病院へ行かれる方も増えているようです。
ところが、レントゲンや血液検査、心電図などの検査を受けても原因が見つからない場合、西洋医学(病院)では「不定愁訴(ふていしゅうそ)」という診断をします。
不定愁訴を英語で「Medically Unexplained Symptoms」といいます。「(西洋)医学的に説明できない症状」ということです。
説明できない、とはわからないという意味ですから、当然治療法も確立していません。
欧米での調査によると、20~30代の女性の約5割がこの症状に悩んでおり、西洋医学では改善できないことがわかります。不定愁訴は病気ではないと考えられているため、西洋医学では治療ができないのです。
日本でも同様に病名ではないため、医療保険制度の枠から外れてしまい、精神科や心療内科で抗うつ剤や精神安定剤を処方することで何とか病気にするのです。
人体のことは20%しか分からない
現代医学では、人体のメカニズムは約20%しか解明されていないといわれています。
近代科学を土台にした西洋医学は「精神と肉体は一体であり、互いに影響しあう」ということを認めていません。
最近になってようやく「心身医学」「精神神経免疫学」が研究されるようになりました。しかし、今のところ「ストレス」だけに着目されており、西洋医学ではまだ未開拓の分野です。
西洋医学の治療
患者の自覚症状はあっても感覚的なものなので、医師には客観的所見に乏しい精神的なものと片づけられ、抗うつ薬や精神安定剤を処方されたり、ビタミン剤を注射されて終わってしまいます。あるいは、「加齢によるものです」と言われた方もいらっしゃるでしょう。
確かに、更年期にこのような症状が見られることは多く、ホルモン剤の注射や内服で改善されることはあります。
しかし、胃のむかつきやむくみ、吐き気などの副作用も出やすく、決して長期に渡って摂取して安全とはいえません。
精神科や心療内科へ行くと…
原因が判明しない場合、西洋医学では「心が病んでいる」と考えます。カウンセリングや食事療法のみであれば、精神が安定して症状が緩和されることはあり、一定の効果も期待できるでしょう。
しかし、抗うつ剤や睡眠薬でストレスや不眠症を解決しようとすると、必ずと言っていいほど副作用に苦しむことになります。
薬の副作用
抗うつ剤というのは中枢神経を抑制させる働きがあり、昼間でも眠気に襲われたり、注意力が低下し思考がまとまらなくなるなどの副作用が出ます。
また、自律神経を麻痺させることもあり、便秘や口渇(こうかつ:ドライマウス)といった副作用もあり、排尿障害を起こすこともあります。
こういった副作用に苦しむことはストレスとなり、不定愁訴を悪化させる原因になります。また、西洋医学を妄信している回りの人たちから白い眼で見られるなど、人間関係まで崩壊しかねないのです。
このようなことになる前に、ぜひ一度東洋医学の施術を受けていただきたいと思います。
西洋医学にはない東洋医学の視点
東洋医学では、何より「気」を重んじた施術を行っています。
私たち日本人も、
- 元気
- 勇気
- 覇気
- 気分
と書くように、無意識のうちに「気」というものを理解しています。
欧米ナイズされてその意味合いは随分昔と違ってしまいましたが、元々の意味は「見えないけれど、人間の体内で心身を平衡状態(へいこうじょうたい)に保つもの」です。
気の流れは見ることも触れることも、レントゲンに写ることもありませんから、西洋医学では捉えようのないものです。
しかし、「気」を最も重要と捉えている東洋医学は、原因不明とされた症状の根本原因を突き止め、アプローチをすることを得意としています。ツボや経絡を使い、つらい症状を和らげていくのです。
東洋医学なら不定愁訴も改善できる
患者さまからすれば、どんなに高名な医師に「どこにも異常がないから、気のせいですよ」と言われても、実際に症状はあり体調も悪いのです。
「症状がある」とおっしゃるのであれば、実際に症状はあるのです。私たちは、そういった観点で鍼灸施術を行います。
家族や仕事仲間からも理解されず、怠け者とレッテルを貼られて傷ついている人も大勢いるでしょう。そんな方は、ぜひ一度東洋医学の鍼灸院へご相談ください。
不定愁訴の解説動画
おわりに
東洋医学を怪しげなもの、と考える方もいるでしょう。しかし、私たちはどこかが痛い時に自然に手を当てていますね。
手は「気」が集まりやすい場所で、私たちは無意識のうちに「気」の力で痛みを和らげようとしているのです。
不定愁訴でお悩みの方は、西洋医学的な原因にとらわれず、ぜひ一度東洋医学専門院を訪ねていただきたいと思います。
不定愁訴の施術経験あある専門院なら、きっとあなたの力になってくれるでしょう。