不妊体質の改善は生活習慣の見直しから!

不妊体質

現在、不妊症でお悩みの方が増えています。日本では不妊に関する正確なデータがないのですが、夫婦全体の6~9%と推定されています。

原因は色々と考えられますが、近年増えているのが「妊娠適齢期を逃してしまうことによる不妊」です。

女性の妊娠適齢期は、卵子の老化や妊娠合併症のことを考えると20代が最も良く、35歳以降になると妊娠の可能性が急激に下がるといわれます。お肌が老化するように、卵子も年と共に機能が衰えていくのです。

国立成育医療研究センター不妊診療科の齋藤医長によると、西洋医学による不妊施術では35歳~39歳で4割、40歳以上では1割以下の可能性とされています。

「やっぱり年齢が原因なんだ」「もう諦めるしかないのか」そう思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、この不妊症に関しては東洋医学、そして鍼灸が得意とする症状の1つでもあります。

そこで今回は東洋医学による不妊体質の改善法についてお話させていただきます。ぜひ参考にしていただければと思います。

西洋医学(病院)の不妊治療

結婚して1年たっても妊娠しない場合、不妊症といい、西洋医学では排卵・受精・着床させることを目的とした不妊治療を行います。

  1. タイミング法
  2. 排卵誘発法
  3. 人工授精
  4. 体外受精

と進みますが、子宮内に器具が入るため、かなりの痛みを伴いますし、保険外になるため、場合によっては数百万~数千万の資金が必要です。これだけの費用を用意できる方も限られるでしょう。

また、仮に用意できたとしても必ずしも妊娠できるわけではない、そう考えると不安でいっぱいになってしまうと思います。

東洋医学が捉える不妊症

東洋医学では、妊娠できない原因を探り、生活習慣を整えて健康な体づくりをすることが、元気な赤ちゃんを授かるために大切だと考えています。

下記に東洋医学の視点で、不妊体質を改善するための生活習慣を十点挙げました。

多額のお金を使わなくとも不妊体質を改善できる方法はたくさんあります。

1つずつできることから実践していきましょう。

風呂で体の芯まで温めよう

最近はシャワーで済ませる女性が増えましたが、体の芯まで温めることが大切です。

湯船に浸かって血管を広げると血流が良くなりますし、副交感神経が働くのでリラックス効果もあり、ストレスに強い体を作ります。

半身浴や足湯も日常的に取り入れましょう。

質の良い睡眠で熟睡しよう

午前1~3時は東洋医学でいう「肝(かん)」が活発に働く時間です。

「肝」には血液浄化作用があるため、しっかり働かないと血液が汚れたまま体内を回ることになり、不妊体質を招きます。

また、西洋医学においても、熟睡後3時間の間に成長ホルモンが大量に分泌され、細胞の新陳代謝や体内の浄化を助けるとされています。

不妊は足先の冷えが原因?

なぜ手足が冷えるのか?それは、冷えた体を温めようと血液が内臓のまわりに集まるからです。

元々子宮や卵巣は体の構造的に冷えやすい部分です。その部分を、冷えた足先の血液が心臓に戻る途中でさらに冷やしてしまいます。

夏季以外は、寝る時には毛100%の靴下で足を温かくしましょう。

また、冷房も全身を冷やします。特に冷気は地面近くに溜まりますから、足を冷やさないよう靴下を2枚履いたり、足・お腹・腰に貼るカイロを使用しましょう。

化学繊維のパンストやタイツは避ける

化学繊維は体を冷やす働きがあり、脚に密着させるパンストやタイツは良くありません。

シルクのストッキングは値段が張る上に伝染しやすいという難点がありますが、体を温めてくれます。

また、最近は綿素材のタイツも販売されています。

どちらも決して安価ではありませんが、肌に優しく体を包み込んでくれますので、できれば取り入れるようにしましょう。

「水は噛む、食べ物は飲む」が内臓にやさしい

水を口に含み転がしたり噛んだりすることで体温と同じ温度にする、そして食べ物は口の中でドロドロになるくらい良く噛むことで、内臓に負担がかからなくなります。

また、よく噛むことで天然の消化液である唾液がよく混ざり、さらに消化を助けてくれます。

携帯・スマホはほどほどにしよう

電磁波と聞いてピンと来ない人でも、「電磁波の一種が放射線(放射能)」と聞けば少し恐怖を覚えるのではないでしょうか。

日本では大手企業への遠慮からか電磁波の脅威があまり公表されていませんが、欧米では周知の事実です。

携帯電話で有名な北欧メーカー元社長自らが「私は携帯電話を1日30分以上使用しない。なぜならガンになるからだ」と話したそうです。

また、男性の精子や運動率が下がるという医学的な報告もありますから、女性だけでなく男性もできるだけ体から離すようにし、夜は電源を切ることが望ましいです。

副交感神経を活発化しよう

日中は交感神経、夕方からは副交感神経が活発になるのが正常ですが、ストレスや緊張は常に交感神経を優位にさせます。

交感神経は「闘争と逃走の神経」と呼ばれ、全身を緊張状態にするため血管を収縮させて血流を悪くし、子宮や卵巣へ血液が回らなくなってしまいます。

  • 入浴
  • ストレッチ
  • ヨガ
  • アロマセラピー

など自分なりの方法で心身をリラックスさせ、副交感神経を活発にして血行を良くしましょう。

電子レンジの使用はできるだけ避けよう

電子レンジからは、携帯電話やスマホなどと同様に電磁波が出ています。

また、食材の中にある水分を使って温めるため、細胞が壊れ、見た目は同じでも食物のクズと化してしまいます。

壊れた細胞からは栄養は得られず、有害な活性酸素を発生させてしまいます。

古くからの蒸し器を使用したり、ヘルシオのウォーターオーブンなどを使用しましょう。

経皮毒の危険性とは?

CMで宣伝されているシャンプーやリンス、ボディーソープなどの多くは石油系で、その他肌や体に良くないものがたっぷり含まれています。

肌から毒素が吸収されることは、あるメーカーの石鹸で皮膚障害のみならず、小麦アレルギーを発症し、アナフィラキシーショックを起こした人が出たことからもわかります。

皮膚から吸収された毒素は血液や体液となり、胎児を育てる羊水までも汚染してしまいます。

ホルモン療法の長期使用は避けよう

不妊施術でのホルモン療法とは、排卵・着床・子宮内膜症の施術のために、ホルモン分泌をコントロールする方法です。

これを長期間続けると、卵巣や脳下垂体が機能することを止めてしまい、ホルモンがますます分泌されなくなります。

また、ホルモン剤の多くは人工的に合成されていますから、決して体に良いものではありません。

東洋医学による不妊症改善法 動画解説

不妊体質を改善されたお客様との対談

※施術効果には個人差があります。

おわりに

体の不調に耳を傾け、その原因を探り当て、根本から治していくのが東洋医学です。

病院やクリニックなどの西洋医学の不妊施術で結果が出なかったからといって、あきらめないでください。

不妊症でお悩みの方も多く通われる当店は、現在妊娠率76%以上を誇り、多くのお客様に喜んでいただいております。

不妊症でお悩みの方は、ぜひ一度東洋はり灸整骨院にご相談ください。