頭痛に苦しんで、当店に相談に来られる方の症状や発症のタイミングはさまざま。
- 「生理前から生理中にかけての頭痛がひどい」
- 「気圧や天候の変化で頭痛が頻発する」
- 「毎月のように偏頭痛がして、吐き気までする」
といった具合で、実際に頭痛の症状が出ると何も手につかなくなるという人が少なくないのです。
頭痛という身近な症状に関して、今回は、東洋医学における頭痛の捉え方、施術の方法などをお話しします。頭痛でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
頭痛についての解説動画
当店にて頭痛を改善されたお客様との対談
頭痛の種類と症状
頭痛の種類や症状にはどのようなものがあるのでしょうか。まず、簡単にご説明しましょう。
頭痛には、原因不明とされる「一次性頭痛」と、病気の症状として現れる「二次性頭痛」の2種類があります。
一次性頭痛には、
- 緊張型頭痛
- 偏頭痛
- 群発頭痛
- 緊張型・偏頭痛混合
の4つがあり、症状が異なります。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、頭が締めつけられるような痛みを症状とする頭痛です。首や肩のコリ、目の痛みなどもあり、頭部の両側・後頭部に痛みが出るケースが多数です。
偏頭痛
偏頭痛は、脈とともに痛みが起こり、頭の片側に症状が出やすい頭痛です。中には、頭の両側が痛むケースもあります。吐き気や目の前がチカチカしたり、あくびや肩こりなどをよく伴います。
群発頭痛
男性に多い頭痛が、群発頭痛です。ある期間、同じ時間帯に連日強烈に痛みが走るものです。痛むのはいつも同じ側で、目がえぐり取られるような激痛を感じる方もいます。
検査をしてもハッキリしない一次性頭痛
頭痛に悩んで病院に足を運ぶ場合、内科や脳神経内科・外科に行く方が大半でしょう。肩こりなどの痛みがある場合は、整形外科を受診することがあるかもしれません。
頭痛の原因とされるものはさまざまです。緊張型頭痛は筋肉の緊張、偏頭痛は拡張した血管が周囲の神経を圧迫して起こるとされています。
群発頭痛も、その原因ははっきり原因わかっていません。現在は、こめかみの血管拡張や自律神経の異常によるものではないかと考えられています。
こうした一次性頭痛の場合、頸部のレントゲン、首・頭のMRI、CTなどで検査しても、原因が特定できることはほとんどありません。
二次性頭痛は、救急処置が必要になる危険な頭痛
慢性的で原因の特定が難しい一次性頭痛に対して、「二次性頭痛」あるいは「症候性頭痛」と呼ばれる頭痛があります。これは、何らかの疾患があって、その症状が現れるもの。
脳腫瘍、脳梗塞、くも膜下出血など、脳への障害が起きたとき、次のような頭痛が起こります。
- 突然ハンマーで殴られたような痛み
- 頭が重く、奥がしびれるような感じ
- 首を振るときの強い痛みや重い感じ
- 発熱や吐き気、めまい、首・後頭部の硬変
- 言語障害や意識障害、視覚・聴覚の異常、麻痺など
普段頭痛を感じない人がこういった症状を感じた場合は、速やかに救急車を呼ぶなどして、医療機関にかかる必要があります。
頸椎が変形するストレートネック
最近多い症状が、パソコンやスマートフォンなどを長時間使用することで起こる「ストレートネック」です。
頸椎(けいつい:首の骨)はもともと、重い頭をうまく支えるため、少し前にカーブしています。ところが、デスクワークや長時間のゲームなどで同じ姿勢を取っていると、このカーブが次第になくなり、まっすぐになってしまいます。これは、首の筋肉だけで頭を支えているようなもの。頭の重さは体重の10%だといわれていますが、それだけの重量を筋肉で支えることになるため、慢性的な頭痛、首のこりや肩こりが起こるのです。
また、頸椎は脊柱(せきちゅう:背骨)の一部でもあります。これは、頸椎が変形すると脊柱全体も歪んでしまうということ。ところが、「ストレートネック」に対して、西洋医学では、「長時間同じ姿勢を取らないようにして、運動してください」というだけ。牽引をしたり、湿布薬を処方するにとどまります。
脊柱が歪むと、その周りの筋肉の働きもおかしくなります。また、臓器が圧迫されて、内臓が弱くなります。その状態で牽引をされると、筋肉や靭帯、椎間板などが損傷し、悪化してしまうことすらあるのです。
西洋医学の「身体の一部だけ見ての判断」で首を牽引するのは、とても危険なことだと思っていてください。
男性の偏頭痛の原因
片頭痛の原因は、女性と男性とで異なります。
男性の場合は、肝臓や呼吸器(肺)、消化器(脾臓)に関連しているものが多くなっています。当店では、呼肝臓系と吸器系のツボに施術し、多くの方の症状が改善しています。
女性の偏頭痛の原因
一方、女性の場合は少々事情が異なります。偏頭痛を訴える方の大半は女性で、偏頭痛持ちの約8~9割だともされています。
最近の研究で、偏頭痛の原因は、脳神経から過剰分泌される特殊な物質「CGRP」ではないかと考えられており、「CGRP」を抑制する内服薬が処方される場合もあります。
偏頭痛の予防薬として処方されるものに、「抗てんかん薬」や「心拍数を減らすβ遮断薬」「血管を拡張するカルシウム拮抗薬」などがありますが、これらの薬は、血圧を上昇させたり血流を低下させる作用があります。脳血管疾患を引き起こす可能性があるわけです。
西洋医学の考え方は、「痛みの直接の原因さえ抑制すればよい」というもの。この考え方をもとに処方される医薬品には、副作用が伴うということを忘れてはなりません。
片頭痛と婦人科系疾患との深い関わり
偏頭痛を患う人には女性が多いのが実際ですが、その女性のほとんどが「生理痛」や「PMS」「子宮筋腫」「内膜症」「不妊症」などの婦人科系疾患を訴えています。
西洋医学では婦人科系疾患と偏頭痛を分けて考えがちですが、東洋医学では、全身に現れる症状を把握し、対処します。婦人科系に何らかの問題があり、それが頭痛や生理痛といった症状を引き起こしていると考えるわけです。
東洋医学を専門とする鍼灸院で片頭痛を訴えるお客さまに施術する際は、婦人科系を正常にするツボを選んでいます。これらのツボに施術することで、偏頭痛も自然と改善されていくのです。
筋肉の緊張をほぐそう
頭痛で苦しんでいる人の多くが、肩や首の「こり」にも悩んでいます。こうした「こり」の直接的な原因は、生活習慣や食生活、日ごろの姿勢、ストレス、浅い睡眠などにありますが、根本原因は気の流れの停滞にあります。
「こり」を何とかしようとマッサージや整体に通っても、効果が長続きせず、すぐ元通りになってしまうというのは、こっているところに直接刺激を与えているから。こうした刺激によって一時的に気を通せても、自力で気を通せているわけではありません。このため、効果が持続しないのです。
東洋医学に基づいた鍼灸では、気の流れを正常にする経絡(けいらく)やツボに施術します。気の流れを根本的に改善することで、肩や首の「こり」と頭痛の症状が改善されていくのです。
気圧の変化が原因で起こる頭痛
「低気圧になると頭が痛い」という方が少なくありませんが、西洋医学ではその原因を解説できません。
西洋医学では、天候や季節、時間などが人体に与える影響などについてはさほど研究がなされておらず、目に見えない現象に関しては無視しているからです。何かしらの問題を抱える人に対して、その症状だけに目をやり、判断していくのが、西洋医学の姿勢です。
しかし東洋医学では、天候や季節、時間、環境などが人体に大きく作用すると考えます。
水分の滞留による体調の変化
低気圧や台風が接近しているときは、大気中の湿度が高くなります。空気に水分がたっぷり含まれているため、たとえ汗をかいたとしても気化しにくい状態になります。
最近、低気圧や台風の接近時に頭痛を訴える人が多いのは、清涼飲料水の飲み過ぎなどで水分が滞留している人が増加しているから。加えて、胃腸の冷えや運動不足などで尿として排出しづらくなっていると、水分を多量に含んだ環境の中で体内の水分はますます行き場を失うことになります。これが、体調を崩す理由になるのです。
東洋医学ではこうした状態を「水毒(すいどく)」あるいは「水邪(すいじゃ)」と呼びます。体内の水分代謝がうまくいかなくなっている状態です。
「水毒」あるいは「水邪」の状態にある人に対して、東洋医学では、体内の水はけをよくすること、自力で水分量をコントロールできることを目指して施術していきます。こうした施術によって、低気圧の中でも尿や汗がきちんと出るようになったり必要以上の水分を欲しなくなったりして、頭痛の症状も軽減していくのです。これは、東洋医学ならではのメリットです。
頭痛を改善された方との対談
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おわりに
東洋医学は、気の流れをスムーズに行える身体作りを目指しています。
長年の頭痛でお悩みの方も、あきらめたり副作用のリスクがある薬に頼ったりせず、東洋医学に基づいた施術をお試しください。東洋医学専門の東洋はり灸整骨院も、つらい頭痛の症状から解放されるよう、スタッフ一同が全力でサポートさせていただきます。症状の改善に向けて、ご一緒に頑張ってまいりましょう。
一般鍼灸の施術料金
初回カウンセリング料 | 2,000円(税込) |
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鍼灸施術 (30〜60分) | 5,500円(税込) |
合計 | 7,500円(税込)→キャンペーン利用で6,500円に |
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