東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、高血圧についてお話しします。
高血圧についての解説動画
高血圧を改善された方との対談
高血圧を改善された方と日高先生との対談
高血圧は日本に3000万人
高血圧という言葉はもはや日本ではありふれた言葉で、会社の健康診断のたびに誰かが「血圧引っかかっちゃったよ」と言うのを耳にすると思います。
実際、現在の日本では3000万人もの方が高血圧の薬を飲んでいます。3000万人といえば日本人の約4人に1人ということになります。しかし、ありふれた病気だからと気にしない、あるいは気にして病院で出される薬を飲んでいればそれで良いのでしょうか。
ずっと薬を飲み続けることは、西洋医学(病院)では薬に頼らなければ血圧を下げることは困難だということです。それどころか、悪化してほかの病気を併発してしまうこともしばしばです。
東洋医学で健康的な体作りを!
東洋医学は、自力で症状を安定させることが最終目的の医学です。
高血圧の根本原因を東洋医学の観点で調べ上げ、その原因を鍼灸や漢方で改善していきます。自身の持つ生命力を強化させ、薬を飲まなくても血圧を安定させられる体作りを目指すのです。
西洋医学と比較しながら、詳しくご説明しましょう。
高血圧とは?
高血圧は、次の2種類があります。
- 本態性高血圧
- 二次性高血圧
日本人の90%は生活習慣と遺伝的体質による本態性血圧で、明らかな異常がないにもかかわらず血圧が高くなる症状です。
高血圧の原因
直接的な原因は、主に以下といわれています。
- 塩分の取り過ぎ
- 加齢
- ストレス
- 運動不足
- 過労
- 肥満
- 遺伝
遺伝
両親ともに高血圧の場合、子供が高血圧になる可能性は2分の1、どちらかが高血圧の場合3分の1、どちらも正常な場合20分の1とされています。西洋医学ではこれらの原因を方に告げ、生活習慣を見直すよう指示し、あとは投薬となります。
しかし働き盛りの方の生活習慣を変えることは難しく、一生薬を飲まなければならないことがほとんどでしょう。
高血圧の基準はあいまい
実は病院で高血圧と診断される基準値はあいまいです。
現在の高血圧の診断基準値は、日本高血圧学会が決めた
- 「病院で測った時は140/90mmHg 以上」
- 「家庭で測った時は135/85mmHg以上」
です。
ところが30年前は上が180mmHg 以上とされていましたし、人間ドック学会では「147/94mmHg以上 」が適正ではないか、と主張しています。
ただし、そんな人間ドック学会でも血圧が130を超えると心筋梗塞や脳卒中などの高血圧性疾患が一気に高まると話しており、やはり上が135mmHg 以上の場合は危険と考えられるようです。
高血圧の薬
医薬品は基本的に石油の副産物からできており、本来自然界には存在しない合成物の塊です。
しかし、人間は自然界に存在しないものを消化吸収できるようには作られていません。そのため副作用が起こりやすく、それを抑えるためにさらに別の合成物を加えるということになります。
そんなものを一生飲み続けてよいのでしょうか?
高血圧の薬は悪循環しやすい
薬で血圧が下がるのは最初だけです。ある程度の期間を過ぎると耐性ができ、また少しずつ上がってしまう人も多いのです。
そのため、
- さらに強い薬に変える
- 無理矢理血圧を下げる
- また耐性ができ血圧も上がる
といった悪循環に陥ってしまうのです。
副作用のリスク
降圧剤には多くの種類があります。
- 血管を収縮させるカルシウムを抑制する「カルシウム拮抗薬」
- 塩化ナトリウムを排出させる「降圧利尿剤」
- 血圧を上げる作用をする交感神経を抑える「β遮断薬」
- 血管を拡張させる「α遮断薬」
- 血圧上昇作用のある物質を抑制・生成させないようにする「アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬」「アンジオテンシン変換酵素阻害薬」
などですが、それぞれの薬にリスクがあり、心疾患や肝臓障害、腎臓障害、さらに認知症の危険性もあることがわかりました。薬で血圧を下げることで血流が悪くなり、脳に十分な栄養が供給されなくなるため起こるのです。
さらに調べると、降圧剤を長く服用している人には白内障や緑内障など目の病気を患う人が非常に多いこともわかりました。目、脳、腎臓は血流不足によって非常にダメージを受けやすいのです。
血圧が下がる仕組みもわかっていない?
もっと怖い話もあります。
国立循環器病センターの名誉総長である尾前照雄医学博士によると、日本で最も多く高血圧施術に使用されているカルシウム拮抗薬やβ遮断薬は、本来狭心症や心筋梗塞の予防や施術のために開発されたもので、どういった仕組みで血圧を下げるのかわかっていないのだそうです。
「わかっていないけれど、下がるからとにかく使ってしまおう…」とても怖い考え方だと思いませんか?
確かに、高血圧が続くと血管に非常に強い圧力がかかり続けることになり、脳出血を起こす可能性もあります。ですので、血圧を下げることは必要です。
しかし薬で無理矢理下げることは、
- 認知症
- 脳梗塞
- 白内障
- 緑内障
などのリスクが上がることを覚えておきましょう。
降圧剤をすぐに止めるのは危険?
薬の効果や副作用についてお話しましたが、既に降圧剤を飲んでいる場合、いきなり止めることは危険です。
降圧剤には、
- 血管を拡張するもの
- カルシウムの取込を抑制するもの
- 交感神経の働きを抑えるもの
など様々な種類があります。
薬を突然中断することによって、それまで促進あるいは抑制されていた作用が一気に変化するため、血圧上昇や合併症を引き起こす危険性があります。自己判断は危険ですので、必ず医師に相談しながら行うようにしましょう。
これらのことを十分理解されたうえで、東洋医学の改善法について解説いたします。
東洋医学が考える高血圧の原因① 機能低下に対抗する防衛本能
東洋医学では、高血圧の原因の一つに体の機能低下をあげます。
個人差はあるものの、年齢とともに機能は低下していくものです。すると全身に血液を行き渡らせることで全身に栄養と酸素を補給し、元気にしようとする防衛本能が働くのです。つまり、高血圧は体の機能を上げるための正常な反応なのです。
もちろん、そのままでは先ほど述べたように血管に常に強い圧力がかかることになります。ですので、東洋医学では体の機能そのものを上げる施術を行います。すると、血圧は自然と下がっていくのです。
東洋医学が考える高血圧の原因② 血・気・水が滞っている
東洋医学が考える高血圧のもう一つの原因は、全身に血液が届いていないことです。
例えば手足が冷えて気や水がその部分で滞ると、それが障害となり血液が指先まで流れなくなります。それを感知した脳が心臓に信号を送り、もっと血液を送るよう指令を出すのです。すると、心臓はポンプの力を上げて一所懸命血液を送り出し、血圧が上がるのです。
このような原因の場合、東洋医学では滞っているものを取り除く施術を行います。そうすることよって障害物が取り除かれると、心臓がポンプの力を上げる必要がなくなるので、血圧が下がるのです。
東洋医学と西洋医学の違い
血圧が高い理由は必ず存在します。
西洋医学でも
- 塩分の取り過ぎ
- 加齢
- ストレス
- 運動不足
- 過労
- 肥満
- 遺伝
などが原因だと考えていますが、「なぜそうなるのか」というところまで捉えていません。そのため、降圧剤での対症療法となってしまうのです。
しかし、塩分をたっぷり摂っても高血圧にならない人、高齢になっても血圧の低い人などもいますので、方の体質まで考えて施術をしなければ、根本改善にならないのです。
東洋医学なら、体の機能を高めることで障害物を取り除く力も出きます。そもそも障害物自体がなくす施術をします。これが西洋医学との大きな差なのです。
東洋医学は血圧の値にとらわれない
東洋医学は、
- 鍼灸
- 漢方
- 食事療法(薬膳)
- 運動療法
などを組み合わせた、4000年以上の歴史がある医学です。伝統的な東洋医学のカウンセリングで体を見ます。すると、
- 冷えがある
- よく眠れない
- 顔色が悪い
- 筋肉がガチガチに固まっている
など一人ひとりの特徴がわかります。さらに生活習慣や家族の病歴なども確認することで、真の原因を探り当てることができます。
例えば「顔色が悪い」という症状一つ取っても、
- 血液の成分が薄くなっている
- 冷えで滞っている
- 原因が心臓にある
- 肝臓や腎臓に原因がある
と様々なケースがあるため、正確な判断を下さなければ施術効果は上がらないのです。
おわりに
- 高血圧の薬は認知症や脳梗塞、白内障、緑内障のリスクが高くなる
- 高血圧の薬は一生飲み続けなくてはならないことが多い
- 東洋医学は体を包括的にみて施術するので全身が健康になる
これらのことを忘れずに覚えておきましょう。
長く降圧剤を飲んでいても良くならない方、薬と手を切りたい方は、ぜひ東洋医学専門の鍼灸院である東洋はり灸整骨院にご相談ください。
血圧の低下と併せて他の症状が良くなっていくのを、ぜひ実感していただきたいと思います。
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