東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、頭痛の鍼灸施術についてお話しします。
頭痛についての解説動画
頭痛の原因
頭痛を鍼灸施術する際、私たちはその原因を大きく3つの側面からとらえています。
原因①「お血」
まず1つ目は、「瘀血(おけつ)」です。
これは、血が汚れているという意味で、主に女性の頭痛の原因です。
血が汚れると、
- 生理痛
- 生理不順
- 子宮内膜症
- 卵巣嚢腫
- 子宮筋腫
などの症状が出たり、生理や排卵の最中などに頭痛が出ることがあります。仮に、月経に関わるタイミングで頭が痛くなるようであれば、瘀血を施術することで、頭痛の症状も改善します。
頭痛を訴えて脳神経外科へ行かれたとしても、頭痛と月経障害、瘀血の3つを関連付けて考えることはありません。頚椎の並びや、脳の断面図で判断するため、対症療法を行うほかないのが現状です。
原因②「水毒」
2つ目に考えるべき原因は、「水毒」です。
台風が近づくと頭が痛むという方がおられるのは、人間の身体のほとんどが水でできているからです。
台風などの低気圧も水ですよね。そうすると、水対水で体が水をうまく処理できないことがあります。そのうまく処理できなくなった水を東洋医学では水毒といいます。水毒が悪さをして頭痛を引き起こすのです。
この水毒に着目した施術をすれば頭痛が起きなくなってきます。
原因③「季節の変化」
原因の3つ目は、季節の変わり目、温度差、満月といった外の変化が挙げられます。
満月と聞いて驚くかもしれませんが、頭痛に長い間悩んでこられた方は、薄々気づいておられるかもしれません。
また、東洋はり灸整骨院へ来店される方の中には、店に出入りすると頭が痛くなるという方もおられます。この方の場合、気温と湿度が一定に保たれているショッピングモールのような場所で店を出入りしても、頭痛は出ないそうです。これは、温度差が原因になっている例ですね。
外の変化が原因で起きる頭痛を鍼灸施術するためには、変化に反応しない、変化を跳ね除けられる身体をつくる必要があります。東洋医学は、そのような施術を非常に得意としています。
おわりに
今回は、頭痛の鍼灸施術についてお話させていただきました。
- お血
- 水毒
- 季節の変化
これらの3つの原因を考えながら頭痛を施術すると、ほとんどの問題は解消すると言っても過言はないでしょう。
頭痛でお困りの方は、ぜひ東洋医学を専門とする鍼灸院にご相談ください。スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。