東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、風邪の鍼灸施術についてお話しします。
風邪の症状についての解説動画
風邪に鍼灸は有効?
一般の方がイメージする鍼灸は、
- 腰痛
- 肩こり
- 神経痛
- ひざ痛
など、どこかの部位が痛いときに受けるものかもしれません。ですが、実は風邪も含んだ内科系の病気に対しても有効です。
風邪を治す薬はない
風邪の9割は、ウィルスによって引き起こされます。風邪をひくと、病院では、抗生物質がよく出されます。しかし抗生物質は、ウィルスには全く効果がないのです。
風邪のウィルスに有効な薬をまだありません。病院で処方される風邪薬は、このウィルスを殺すためのものではなく、症状を抑えるための薬です。しかし、
- 鼻水
- 咳
- 発熱
- 食欲不振
- 喉の痛み
といった症状は、ウィルスに対抗して早く改善しようとする、身体の防衛反応なのです。それらの防衛本能を薬で抑えてしまうと、身体がウィルスと戦えなくなり、治るのも遅れてしまいます。
風邪を治すには?
では、風邪を治すためにはどうしたらよいでしょう。
入ってきたウィルスを外に出し、身体に強い免疫力を兼ね備えさせる――そのためにはまず、鍼灸施術を受け、内臓の機能を高めるツボを用いて、身体を強くしていくことです。
こうして身体を強くしてから、ウィルスを外に追い出しやすくするツボを用いれば、風邪はすぐによくなるでしょう。初期の風邪であれば、1日もあれば改善できると思います。
風邪が長引いている人ほど、よく薬を飲んでいます。これは、ウィルスを追い出すための身体の防衛反応を薬で押さえつけているので、なかなかよくならないわけです。
おわりに
今回は、風邪の鍼灸施術についてお話させていただきました。
一般の方が、風邪の症状に鍼灸を受けようと思いつくことはなかなかないでしょうが、東洋医学を専門とする鍼灸院ではすぐに改善するでしょう。
神経痛や肩こり、腰痛中心の鍼灸院ではやはり難しいと思いますので、ご注意ください。