東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
本日は、西洋医学と東洋医学の対比についてお話しします。
東洋医学は機能を改善する? 解説動画
西洋医学の得意、不得意
西洋医学は、外科・救急救命を得意とする医学です。一方で、慢性病は不得意と言われています。
慢性病といっても千差万別ですが、
- 円形脱毛症
- 不眠症
- 頭痛
- 口内炎
- 肩こり
- 胃腸障害
- 巻き爪
- 坐骨神経痛
- 高血圧
- 糖尿病
などの症状があった場合、西洋医学ではそれぞれを専門とする科で見てもらうでしょう。
しかし、ある人が同時にそれらの症状を発症することもありますし、西洋医学では、それぞれの症状を抑える薬をそれぞれの科が処方する他ありません。
これは、火元をそのままにして煙を払っているのと同じことです。いくら煙を払っても、火元が燃え続けているのですから、意味がありません。
東洋医学の火の元を消す
東洋医学は、慢性病に対して、煙として出る症状の火元(原因)をおさえようと考えます。
火元を消化することで、その方に長く襲いかかっている病気を治癒しようと考えるのです。火元、つまり病気の原因を探し出して、改善するのです。
- 「木を見て森を見ない西洋医学」
- 「森を見て木を治す東洋医学」
とも言われるのは、一人ひとりの身体全体を見てアプローチするのが東洋医学だからです。経験医学でもあるため、目には見えず、科学ではわからないものも改善することが可能なのます。
東洋医学の不得意な面
しかし一方で、東洋医学は、外科・救急救命が不得意です。死ぬか生きるかという状態の人を助けることはできません。
みなさまご自身が、西洋医学と東洋医学の特徴をしっかり理解していなければ、病院で薬漬けになるだけで、良くなるものも改善しないということをよくご理解ください。