東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
本日は、東洋医学で考える体温についてお話しします。
東洋医学が教える健康法 解説動画
体温は高いほうがいい?
健康のために、平熱、36.5度を目指しましょう。これは、免疫が高い状態で、癌になるリスクが下がりますし、体調を壊す確率も低くなります。
風邪をひくと熱が上がるのは、体内のウイルスと戦うために、身体が免疫力を上げようしているからです。つまり、体温が高いほうが免疫も高いということなのです。
体を冷やす食べ物
最近は、平熱が35度台の方が多くなりつつあります。こうした方が避けるべき食材はまず、南国の食材です。
暑い国でできる食べ物は全て、身体を冷やすものだと思って間違いありません。
- バナナ
- キウイ
- スイカ
- パパイヤ
- マンゴー
などは、全て身体を冷やします。
暑い国に住んでいる方にはいいでしょうが、日本に住みながら、冬場にバナナやキウイを食べるのは、寒い時期に身体の中にクーラーをつけるようなものです。そんなことをして体温を下げると、あらゆる病気にかかりやすくなります。
砂糖や麦茶、ビールにも注意!
他に気をつけなくてはならないのは、白砂糖です。砂糖の塊のような清涼飲料水も避けましょう。チョコレートや白砂糖の入ったお菓子、アイスクリームなども、食べすぎないほうがいいでしょう。
また、麦でできたビールも、身体を冷やす飲み物です。
麦茶も、夏の暑い時期に身体を冷やすためのもので、クーラーの効いた部屋や冬場に飲むと、身体はどんどん冷えてしまいます。
辛い食べ物もほどほどに
その反対に気をつけなくてはならないのが、キムチなどの辛い食べ物です。
辛い食べ物を摂ると、汗をかき、その最中は体温が上がるものの、その後どんどん身体が冷えることになりますので、食べすぎないように気をつけてください。
韓国では、冷えを原因とした婦人病になる人が多いと聞きます。辛い食べ物はほどほどにしましょう。
食べる際の工夫
他に避けていただきたいのは、陰性の食べ物です。陰と陽というのは、東洋医学的な表現ですが、食べ物にも陰性のものと陽性のものとがあります。
身体を冷やす作用のある陰性の食材を摂るときは、火を通すか、蒸す必要があります。食べる際にも、味噌や自然塩をつけると、陰が陽に近づきます。
冬場に陰性のものを食べるときは、こういった工夫をするか、陽性の食べ物を積極的に摂るようにしてください。
季節の食べ物
また、季節の食べ物には、身体を温める作用があります。冬の寒い時期には冬の食材、夏の暑い時期には夏の食材を食べるように心がければ、身体の陰陽調和が保たれます。
現代は、スーパーに行きさえすれば、ありとあらゆるものが年中用意されています。惑わされやすい状態ですが、季節の食べ物は何かを調べて、選んで買うようにしましょう。