東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
本日は、牛乳や乳製品の弊害についてお話しします。
「牛乳や乳製品の弊害」についての解説動画
牛乳はカルシウムたっぷり?
東洋医学では、牛乳や乳製品を控えたほうがよいと教えますが、その理由の1つがカルシウムの含有量にあります。
牛乳は実は、他の食品と比べると、カルシウムをあまり含んでいません。小魚と牛乳を同量で比較すると、小魚には、牛乳の22倍ものカルシウムが含まれています。
- ひじき – 14倍
- わかめ – 7倍
- ゴマ – 10倍
- 切り干し大根 – 5倍
のカルシウムを含んでいるのです。カルシウムを摂ろうと牛乳を飲まれている方は、少し考え方を改めたほうがよいはずです。
1日の推奨摂取量
厚生労働省は、牛乳の1日の目標摂取量を減らしました。従来、1日120mlの牛乳を摂取するよう勧めていましたが、現在は、1日80mlとされています。
医師の中には、「厚生労働省では牛乳の弊害を認識しているものの、政治的な問題もあり、その程度の表現にとどめているのでは」と疑問を呈している方もおられます。
牛乳を飲むと骨が弱くなる?
牛乳の摂取量が世界一多い国は、ノルウェーです。そのノルウェーで発症する骨粗しょう症の件数は、日本の5倍――牛乳を飲めば飲むほど、骨が弱くなる、そんなデータが出ているのです。
また牛乳には、リンが多く含まれています。リンは体内でカルシウムと結びつき、リン酸カルシウムとして排泄されてしまいます。
つまり、牛乳を飲めば飲むほど体内のカルシウムが排出されてしまい、骨が弱ってしまうのです。
乳製品はどうなの?
牛乳と同じように、乳製品も身体によいものではありません。日本人が同じ発酵食品を摂るのであれば、
- 醤油
- 納豆
- 味噌
- 漬物
などがお勧めです。
日本人は、戦後から牛乳や乳製品を摂るようになりましたが、牛乳を分解する酵素をほとんどもっていないため、牛乳を分解することができません。そのため、牛乳を飲むと消化不良を引き起こしてしまうのです。
スーパーにたくさんの種類の牛乳が並んでいるのは、牛乳で消化不良を起こす人が多いことに対抗して、いろいろな種類の牛乳をそろえているに過ぎません。
おわりに
いかがでしたか?
嗜好品として牛乳を摂る分にはいいですが、牛乳や乳製品を「健康のために」摂っているのは、大きな間違いです。
ご自分でもしっかり調べたうえで、企業の宣伝に惑わされないようにご注意ください。