東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、「手術の前に東洋医学の鍼灸を検討しよう」と題してお話しします。
手術の前に東洋医学を! 解説動画
レントゲン結果と症状は一致しない
手術を必要とする病気はさまざまですが、ここでは、腰痛や足の痛みなどの症状に限ってお話します。
腰痛や足の痛みといった症状がある場合、整形外科へ行く方がほとんどでしょう。
整形外科では、
- レントゲン
- CT
- MRI
などを用いて検査するでしょうが、そこで撮影できるのは静止画です。
腰や股関節、臀部の状態を静止画像で判断し、湿布や電気、痛み止めといった治療を行うわけですが、これらは、東洋医学を学んだ私たちからすれば、安物の治療に過ぎません。
手術のリスク
そうした治療で改善しない場合、手術するしかないということになるのです。
手術するかしないかの判断を最終的に下すのは、患者さまです。手術を選択し、その結果、症状が治まればそれにこしたことはないでしょう。
しかし当店においでになる方の中には、手術の結果、車いすの生活を送ることになったり、手術する前より症状が悪化したとおっしゃる方もおられるのです。
保存療法なら東洋医学
手術のような外科的処置を講じない保存療法の中に、鍼灸や漢方といった東洋医学が含まれています。
西洋医学でも湿布などの保存療法を行いますが、東洋医学における鍼灸と漢方では、西洋医学に比べて成果を出すことができると確認しております。
湿布で結果が出なかった場合でも、多くの方の症状を改善できるでしょう。
そもそも、保存療法から手術に至るまでの段階を順を追って踏まずに、いきなりステップアップすることが、症状の悪化という悲劇を招くのです。
東洋医学の歴史
鍼灸と漢方は、中国では4000年、日本国内で1500年もの歴史をもっています。江戸時代末期まで日本の医療の約9割が鍼灸や漢方に頼っていたにも関わらず、明治維新以降は、西洋一辺倒になってしまいました。
それが原因で、このような悲劇が起こっているのだとも言えます。
おわりに
いかがでしたか?
本日は、東洋医学についてお話させていただきました。
近い将来には、東洋医学も当たり前になり、医師がすすんで東洋医学という選択肢を提示してくれる世の中になると信じています。
しかし現時点では、西洋医学の病院では東洋医学に通じていません。
医学は西洋医学だけではなく東洋医学もあることを一人ひとりが認識し、選択してくださるよう、願っております。