東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。
本日は、「胃もたれに胃薬は逆効果!?東洋医学で根本改善!」と題してお話しいたします。
胃もたれについて 解説動画
胃薬について
胃がもたれた――そう感じたとき、病院で処方された胃薬や市販の薬を服用するという方が多いでしょう。しかし実は、その行為こそが胃に大きな負担をかけていたことをご存知でしたか?
西洋医学の胃薬は、一時的に症状を緩和させることができます。しかし、化学物質でできているため、科学物質を受け止めることを強要することにもなり、大きな負担になるのです。
病院で薬が複数処方される場合には必ず胃薬も含まれており、ほとんどの薬は食後に飲むようにと指示されています。胃にたくさん食べ物が入っている状態で服薬することで、胃への負担を軽減しようとしているわけですね。
これひとつをとってみても、薬による負担の大きさがわかります。
一時的に症状を改善させることができても、胃に負担をかけることになるならば、対症療法に他なりません。
胃もたれに有効なツボ
根本的に改善できるのは、やはり東洋医学です。
そこで、胃もたれに有効なツボがいくつかあるので、ご紹介しましょう。
中脘(ちゅうかん)
まずは、胃の真上にある中脘。
梁門(りょうもん)
次に梁門。こちらは中脘の横、外傍一寸五分の位置にあります。
足三里(あしさんり)
足三里は胃の経絡にある有名なツボです。足の裏にある裏内庭も、胃もたれに効果があります。
どれも非常に効果的なツボですが、即効性を求める場合は、鍼施術も併せて受けていただくことをお勧めしています。
脾の力を高めよう
また、胃もたれになりにくい身体をつくるためには、脾の力を高めなければなりません。
脾は、東洋医学でいう五臓の一つ。消化器系を司るもので、「脾」と書くものの、脾臓を指す言葉ではありません。西洋医学でいうところの胃、さらに口から肛門までを表すような消化器系を司るものです。
健康な胃を手に入れるためには、脾の力を高めると同時に、冷たいものや白砂糖などを控えた胃に優しい食生活を心がけることが大切です。