東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。
本日は、「交通事故に遭った際に押さえておくべきポイント」と題して、鍼灸施術と補償における重要点をお話しします。
交通事故にあった際 解説動画
病院や整骨院の場合
交通事故に遭った方の大半はまず、病院や整形外科へ行くでしょう。
もちろん整骨院では、診断書を出せません。診断書をもらうためには整形外科に行く必要がありますが、その後も、1ヶ月あたり1回から2回程度通院しなければなりません。
経過をみてもらわないことで、治療が打ち切られたり、後遺症が出たときに認定を受けられなくなる可能性があるからです。
ただ、そうはわかっていても、なかなか通院時間を確保できないという方も少なくありません。整形外科は、夕方には終わってしまうので、仕事帰りに行くことができないのです。
鍼灸院のメリット
その一方で鍼灸整骨院は、夜の8時や9時まで開業していることが多いため、しっかりと施術を受けることができるのがメリットです。
また、東洋医学を専門とする鍼灸院では、慢性症状を得意としています。症状を訴えてしばらくたってからでも施術を行うことができ、のちのちにも症状が出にくい身体、病気を再発しにくい身体を作ることができる――これも大きなメリットです。
東洋医学と西洋医学の併用
「はり灸整骨院」といった看板を掲げた鍼灸院では、東洋医学と西洋医学それぞれのメリットをいかしたより効果的な施術を受けることができます。
慢性期の疾患を治そうとする場合、理想的なプランは、はり灸整骨院をメインに施術を受け、1ヶ月に1回から2回といったペースで整形外科に足を運ぶというものでしょう。
保険による補償
また、皆さんが気にかけておられるであろう保険による補償についてもお話ししましょう。
交通事故に関する保険では、1日の通院に際しての補償が設けられています。これは、その交通事故の被害者が通っているのが、
- 整形外科
- 整骨院
- はり灸整骨院
のいずれであっても同様です。
ただし、こうした補償を受け取る際に気をつけていただきたいのは、事故の加害者側の保険会社と自分で交渉しないということです。
保険会社は、プロの集団です。先方の保険会社の言いなりになってしまい、打ち切られたりすることがないようにしなければなりません。
弁護士に交渉してもらおう
こうした保険会社とのやり取りに際しては、弁護士に交渉してもらうことで、本来受け取るべき補償を受けることができます。
鍼灸院の中には、弁護士と連携しているところもあり、弁護士を紹介してもらうことができます。ご自身の保険の中に弁護士特約があれば、先方の保険会社との煩わしいやり取りなども、無料でお願いできます。
さらに、1日の通院あたりの補償額がベースアップしたり、慰謝料が増額になる可能性があるのです。本来受けとることができる補償額を正確に把握し、正しい補償を受けるためにも、ぜひご検討ください。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、交通事故時の注意点についてお話させていただきました。
事故に遭われた際には、治療面でも補償面でも損のない交通事故治療を受けられるよう、ここで挙げたようなポイントに留意して鍼灸院を選ばれることをお勧めします。