東洋はり灸整骨院の石丸です。
今回は、テニス肘についてお話しをしたいと思います。
テニス肘について 解説動画
テニス肘とは
テニス肘は、主にテニスのストロークを繰り返しした結果、肘に炎症が起きている状態です。
西洋医学ではこのテニス肘に、
- 外側上顆炎(がいそくじょうかえん)
- または、内側上顆炎(ないそくじょうかえん)
という病名を付けます。
テニスで痛くなる肘の外側を「外側上顆」、内側を「内側上顆」といい、そこに炎症があると考えてこのように呼ぶわけです。
一般的な治療法
一般的にテニス肘の治療として、整形外科(病院)では、
- 湿布
- 痛み止め
- 電気
などが主な処置になります。
しかし、皆さんもご存知の通り、湿布はどこにでも売っていますし、電気ではなかなか良くならないイメージもあると思います。
炎症が起きている部分の痛みだけを止める、痛みを抑えるだけで根本改善にはなりません。それは、皆さんにも分かっていただけるでしょう。
東洋医学による鍼灸施術
東洋医学では、外側上顆炎、内側上顆炎という解剖学的な考えを基に、そこを流れる経絡を利用して鍼灸施術を行います。
経絡というのはツボの道です。経絡の流れを意識しつつ、気血の巡りの改善をしていきます。
気血の巡りの気は、病気の気です。そして血は血の流れです。
例えばゴムで腕を縛って血が流れなくすると、腕は腐ります。血が行かなければ、栄養も届かず、症状も治りません。気血の巡りがどれだけ大切か分かりますね。
東洋医学では気血の巡りを改善させることで、様々な症状を改善させながら鍼灸施術していきます。遠回りのように感じるかもしれませんが、何よりも早期の改善が可能になるのです。
テニス肘以外の悩みも改善
例えば、ある方にテニス肘以外の症状がないか、お聞きすると以下のような症状をお持ちの方が多いです。
鼻
- 鼻が弱い
- 鼻炎
- 花粉症
- 蓄膿
- 副鼻腔炎
- 後鼻漏
呼吸器
- 呼吸器が弱く
- 喘息
- 風邪を引きやすい
- 風邪ひいたら咳が止まらない
- 気管支が弱い
- 慢性扁桃炎
皮膚
- 皮膚が弱く
- 吹き出物が出やすい
- 乾燥肌
便秘
- 便秘
- 下痢
- 便秘や下痢を繰り返す
手足の冷えや汗
- 手足末端の冷え
- 手汗
- 足の裏に汗をかきやすい
などです。
東洋医学ならこれらの症状を同時に改善することができます。
これらは呼吸器系が弱い人の特徴ですが、東洋医学ではテニス肘の施術をする場合に呼吸器系のツボを用いて鍼灸を行うことが多いのです。
西洋医学では体をバラバラにみる
病院に行くと、
- テニス肘は「整形外科」
- 鼻は「耳鼻科」
- 肺の症状は「呼吸器科」
といったように別々の科でみることになります。
体は全身つながっているのにバラバラにみてもよくなるはずがないのです。
おわりに
西洋医学の対症療法とはアプローチ法が違うことがお分かりいただけたかと思います。
東洋医学であれば、外側上顆炎、内側上顆炎という解剖学的な考えを基に、そこを流れる経絡へ鍼灸施術を行うことができます。さらには、他の症状も施術しながらテニス肘も併せて改善することができるのです。これが東洋医学のよいところです。
根本改善を求めるなら、体質を見極めて施術を行う東洋医学が一番だと思います。
- テニス肘にお悩みの方
- なかなか症状が良くならない方
は、ぜひ東洋医学も選択肢の1つに入れてくださいね。
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