東洋はり灸整骨院の石丸です。
今回は、生理痛についてお話しをしたいと思います。
生理痛について 解説動画
痛み止めの薬について
最近、テレビを見ていると痛み止めのCMをよく目にします。このような痛み止めは、生理痛の症状を一時的に抑えることから飲んでいる人も多いでしょう。
しかし、薬は石油で作られたものですし、痛み止めで生理痛が治ることはありません。
生理痛がある人は、それが当たり前だと思っていませんか?
実は、生理痛に限らず痛みがあるのは、体が異常を教えてくれているサインなのです。
痛みを放っておくと…
単に、薬を飲んで痛みだけを抑えるのは臭い物に蓋をしているのと同じです。
いつかは中の臭い物が大きくなり、
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 卵巣嚢腫(のうしゅ)
- 不妊症
などの婦人科系の病気につなる可能性があります。さらにその先に待っているのは癌(がん)です。
ですので、大きな病気につながる前に根本的に生理痛を改善することが大切です。
五臓六腑について
東洋医学では、五臓六腑(ごぞうろっぷ)のツボを使って鍼灸施術を行います。
五臓とは、
- 肝臓の肝
- 心臓の心
- 胃腸系の脾
- 肺・呼吸器系の肺
- 腎臓系の腎
のことです。
婦人科系の病は血と関係していますので、生理痛でお悩みの方は血を司る「肝」に問題があることが多いです。
「肝体質」の人の特徴
肝の体質の方の特徴には、以下のようなものがあります。
- お酒が強い、もしくは全く飲めない
- 飲まないのに肝臓の数値がおかしい
- 視力が良い
- ドライアイや、眼精疲労、涙目、緑内障のように目に症状が出やすい
- 頭痛持ちである
- 肩こり、腰痛、首痛、足がつりやすい
- 足の巻き爪や爪に縦線が入っている
- 春にアレルギーや鼻炎花粉症に悩んでいる
症状以外の特徴では、酸味が好きで、例えば柑橘類を好む傾向にあります。
性格的には、
- 少し怒りっぽい
- 生理前にイライラしがち
- 単刀直入にものを言う
などの方が多い印象です。
生理痛を根本改善するには?
生理痛が起きやすいタイプの方の症状をたくさん挙げましたが、体は全身とつながっているので、「肝」のツボに鍼灸施術すれば改善するでしょう。肩こりも頭痛も爪の症状も全て改善したうえで、生理痛も良くなるのです。
西洋医学は体をバラバラにみる
しかし、これらの症状で病院へ行くと、
- 目の症状は眼科
- 肩こり・腰痛は整形外科
- 巻き爪は皮膚科
- 春のアレルギーは耳鼻科やアレルギー科
- 生理時のイライラは心療内科
- 生理痛は婦人科
というようにすべてをバラバラにみることになります。しかも、すべての科で症状抑えるだけの薬が出るので、いつまで経っても良くならないのです。
生理痛をしっかりと改善したい方は、西洋医学の病院だけではなく、東洋医学の鍼灸施術も選択肢に入れるといいでしょう。
まとめ
今回は生理痛についてお話しました。
薬を飲んで一時的に痛みを抑えたとしても、根本的な施術にはなりません。そもそも「痛み」があるということは体からの大切なメッセージです。生理痛はあって当たり前の痛みではないことを今一度理解をして欲しいと思います。
東洋医学は、痛みが起きている箇所だけではなく、全身を見て何が必要なのかを考えて施術を行い、根治を目指します。薬という選択肢の他に、ぜひ東洋医学も検討してみてください。
「生理痛がひどい」、「なかなか治らない」とお悩みの方は、一度東洋医学の鍼灸院である当店へお越しください。
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