東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、顔面痙攣を改善する方法についてお話します。
顔面痙攣について 解説動画
顔面痙攣とは?
皆様は、疲れている時など、まぶたや目のまわりがピクピクすることはありませんか?
このように顔がぴくぴく動く痙攣は顔面痙攣(がんめんけいれん)と呼びます。
大抵は一時的なものですので問題はありません。しかし、そのような症状がいつまでも続いたり、症状が出る範囲が広くなったりすると治療が必要になります。
その他の症状も見るべき
顔面痙攣の症状に悩んでいる方は、
- 口内炎ができやすい
- 頭痛がある
- 鼻炎、花粉症があるなど鼻が弱い
- 肩こり、腰痛がある
- 生理痛、生理不順、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症などの婦人科疾患がある
- 巻き爪、爪が割れやすい
- 爪が薄いなど爪に症状がある
- 手足末端が冷える
- 動悸がする
- 呼吸器系が弱く、風邪を引くと咳が出る
- 気管支炎になりやすい
- 喘息体質もしくは喘息の家系
- 喉が痛くなりやすい、慢性の扁桃炎がある
こういった症状が一つくらいは当てはまるのではないでしょうか。
顔面痙攣の症状が出ている方は、根本的な治療のために顔だけでなく、その他の症状も考えて体を見ることが大切になってきます。
西洋医学は体をバラバラにみる
しかし、病院では顔面しか見ません。
例えば、
- 頭痛は、脳神経外科
- 鼻炎、花粉症は、耳鼻科
- 肩こり、腰痛は、整形外科
- 生理痛、生理不順、婦人科疾患は、婦人科
- 爪の症状は、皮膚科
- 手足末端の冷えは、西洋医学では何もできません
- 動悸は、循環器科
- 呼吸器の症状は、呼吸器科
といったように体をバラバラに見て治療をするので、各科で顔面痙攣なら顔面痙攣しか対応しません。そのため、根本的に改善しないのです。
西洋医学は対症療法
病院(西洋医学)ではボトックスや手術もありますが、これはその場しのぎの対症療法でしかありません。
強制的に痙攣を止めるわけですが、顔面痙攣が起きるような体自体は何にも変わっていないので、体にとっては悲鳴を上げている状態です。
お客様の納得する状態になればいいですが、もしも納得のいかない状態になってしまったら取り返しがつきませんよね。
西洋医学と東洋医学の違い
『木を見て森を見ない西洋医学』と言います。顔面痙攣はみても、他の症状はみない西洋医学と言う意味です。だから改善することができません。
一方、東洋医学は『森を見て木を治す』と言います。体全体、他の症状も見ながら顔面痙攣の改善を目指します。ですので、再発のしない根本改善へとつながるのです。
また、『病気をみる西洋医学』とも言います。
顔面痙攣と診断し、病気をみる西洋医学に対して、『病人をみる東洋医学』なのです。
4000年の歴史ある東洋医学
そこで選択肢として考えていただきたいのが東洋医学です。
東洋医学は、
- 鍼灸
- 漢方
- 食事療法(薬膳)
- 運動療法
などを組み合わせた、中国では4000年、日本でも1500年以上の歴史ある経験医学です。2018年にはWHO(世界保健機関)にも認められ、欧米でも盛んに取り入れられています。
この東洋医学は、実際に病に苦しむ方を改善しながら築き上げてきました。症状が同じであっても原因は人それぞれであることを知っているのです。
この「人それぞれの原因」を探すため、
- 脈
- 顔色
- 話し方
- 舌の色形
- 便尿の量・色・匂い・硬さ
- 生活習慣
- 家族の体質や病歴
などをみて、ひとりひとりに合った施術を行っていきます。
東洋医学では顔面痙攣以外にどんな症状があるかを聞き、「だから顔面痙攣になる」と考えて鍼灸施術をしていくのです。なので、東洋医学なら根本的に改善することができるわけです。
まとめ
本日は、片側顔面痙攣についてお話をさせていただきました。
顔面痙攣を根本的に改善するためには、他の症状も併せて施術する必要があります。頭痛や肩こりなどの不調な症状と一緒に鍼灸施術すると、顔面痙攣の症状も次第にも消えていきます。
現在、日本国内は西洋医学が中心ですが、東洋医学は日本国内に1400年以上の歴史があり、日本独自の進化を遂げてきました。顔面痙攣も施術経験が豊富なのです。
今現在、顔面痙攣でお悩みの方は、東洋医学専門の鍼灸院に訪ねてみてください。体全体をしっかりと見て、顔面痙攣と一緒に改善していきましょう。