東洋はり灸整骨院の石丸です。
本日は、皆様に分かっていただきたい医療の現状についてお話をします。
医療費の増加
この50年で医療費は190倍になったことをご存知ですか。
国民医療費の推移とインターネットで調べていただければ詳しく分かるかと思いますが、1960年の国民医療費は2100億円程度でした。それが2017年現在、40兆円を超えています。50年前とでは貨幣価値が違うかもしれませんが、それでも190倍にはなっていません。
医療が発達しているのなら病人が減っているはずなのに、なぜ医療費が激増しているのか。この異常な状況を、皆様にも理解していただきたいと思っています。
西洋化された現代の医療
明治7年以降、明治維新を受けて文化だけではなく医療も西洋化しました。その結果、慢性病でお悩みの方が増え、薬漬けの医療が蔓延しています。
例えば、高血圧と診断されている方が現在3000万人いますが、原因が分からないまま薬を一生飲むよう指示されています。
糖尿病や高コレステロールも同じです。
- 頭痛や生理痛には「鎮痛剤」
- 皮膚病は「ステロイド」
- 花粉症になれば「抗ヒスタミン剤」
というように、薬だけが出されるため根本的には何も解決しません。病院では慢性病は何一つよくならないのです。
東洋医学と西洋医学
私は、西洋医学の否定がしたいわけではありません。
- 救急救命
- 外科手術
- 検査
- 細菌感染症
- 一型糖尿病
などの生まれつきの病は、西洋医学にしか対応できません。
その一方で、当てはまらない慢性病は東洋医学が得意です。
- 高血圧
- 生理痛
- 生理不順
- 頭痛
- 風邪を引きやすい
- 慢性扁桃炎
- 花粉症
- 蓄膿症皮膚病
- アトピー
- 不眠症
- うつ病
などの不定愁訴、慢性病は東洋医学の出番です。医療を受ける側もこのことを認識し、使い分けていくことが重要です。
西洋医学一辺倒の理由
西洋医学の医師が東洋医学を勧めることはありません。
特に2001年以前に医学部に入学した医師は東洋医学を学んでいないため、西洋医学のことしか知りません。そのため、私たちそれぞれが食品や家電製品を買う時のように、医学について調べ、選ぶことが重要なのです。
まとめ
本日は、「増え続ける国民医療費から見る日本の医療の現状」について、お話をさせていただきました。
現状、様々な病気や症状は西洋医学が治療を行っています。そのため、慢性病の方で溢れ、医療費は190倍となっているのです。浪費されているのは皆様の税金であり、そして私の税金でもあります。
この医療の産業化を止めるためにも、医療の消費者である我々が一人一人賢くなり必要があると考えています。病気や、症状によって東洋医学と西洋医学を使い分けるようにすることができると、医療費の問題だけではなく、治療の幅もグッと広げることができると思います。
慢性的な不調でお悩みの場合は、ぜひ東洋医学を取り入れてみてください。