最近は、パソコンやスマホの普及によって「首こり」という首の不調で悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
首こりで整形外科にかかると、首が自然な湾曲ではなく真っ直ぐな状態になっているストレートネックが原因だと言われることがあります。もちろんストレートネックが首に対して悪影響があることは確かですが、「ストレートネック=首こり」というのは少し違うのです。
首の形と、首こりの関連性はそんなに強くないということをご存知でしょうか?
今回は、この首こりについてお話をさせていただきます。
ストレートネックについて 解説動画
首こりは他の症状も合わせて施術
首こりは他の症状と併せて施術するのが有効です。
例えば、首こりの方の中には下半身が冷えて、上半身に熱がこもりやすい方がいます。本来は足がぽかぽかして、頭がすっきり冷えているのがいい状態ですが、これが逆転しているのです。この場合は、頭痛がしたり、寝つきが悪かったりします。
他にも、
目の症状
- 眠りが浅い
- ドライアイ
- 眼精疲労
鼻の症状
- 後鼻漏
- 蓄膿
- アレルギー性鼻炎
その他
- 腰が重い
- 腰痛
- 足のむくみ
- 冷え
といった症状が出ることがあります。
この逆転した状態を正常に戻すと、他の症状と併せて首こりもなくなります。
痛みが出ている箇所だけマッサージを受けても、その時は気持ち良くてもまたすぐに不調になるように、首だけに何かすることにはあまり意味がないのです。
首だけ見ても良くならない?
東洋医学は、
- 鍼灸
- 漢方
- 食事療法(薬膳)
- 運動療法
などを組み合わせた、4000年以上の歴史がある医学です。2018年にはWHOにも認められ、最近ではテレビでも東洋医学や鍼灸の特集を見ることも多くなってきましたね。
この東洋医学は、実際に病に苦しむ人たちを施術しながら築き上げてきました。症状が同じであっても原因は人それぞれであることを知っています。
ですので、首に症状が出ているだけで、首自体(首の湾曲など)が悪いわけではないことも多いのです。そのため、東洋医学の鍼灸なら、首に触らずに改善することもあります。
首こり以外の症状も見る
他にも、先ほどの睡眠障害や頭痛、鼻の症状は共通しますが、
呼吸器系が弱い
- 風邪を引きやすい
- 風邪ひくと咳が止まらない
- 喘息の体質
- 気管支炎 など
皮膚症状
- アトピー
- 乾燥肌
- 吹き出物が出やすい など
女性でしたら「婦人科系の症状」
- 生理痛
- 生理不順
- 子宮筋腫
- 卵巣嚢腫
- 子宮内膜症 など
気持ちも鬱状態というように、別のタイプの原因から首こりが出ている人もいます。その場合も、東洋医学なら首の不調と合わせて全体をみて施術をしていきます。
首こりを引き起こす体質を少しずつ変え、体の機能を高め、根本改善を目指すのです。
まとめ
今回は、首こりについてお話をさせていただきました。
整形外科では、「首こりはストレートネック」と診断されることが多いのが現状です。他に、鼻や肺などの不調が出ていても、一部分の症状だけをみて診断をしてしまうことが大半です。
そうすると、「鼻は耳鼻科へ」、「肺は呼吸器科へ」とたらいまわしにされ、それぞれ鎮痛剤やヒスタミン薬などの症状を抑えるだけの対症療法となってしまうのです。
東洋医学専門の鍼灸院なら首こりも大元の原因から根本改善できます。東洋医学で火の元を消して、首こりも他の症状もスッキリ改善してみませんか。ぜひ、東洋医学も選択肢の1つに入れてみてくださいね。
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