仕事中に目がかすむ、最近ものが見えづらいといった症状がたびたび起きて、困っている方もいらっしゃると思います。これは「かすみ目」といって、東洋医学の施術で改善が期待できる症状のひとつです。
本日はこのかすみ目について、東洋医学の視点からお話ししていきたいと思います。目の不調にお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
【院長の動画解説】かすみ目でお悩みの方へ
※施術効果には個人差があります。
かすみ目の原因と「肝」の機能との関係
目のかすみは基本的に、目のピント調節機能が低下した結果、起こってしまいます。これは目のピントを合わせる調節機能が一時的に低下してしまうことで、かすみが生じてしまうわけです。
東洋医学的に言うとかすみ目は、五臓六腑の「肝」に関係しています。東洋医学でいう肝とは、内臓である「肝臓」のことです。しかし東洋医学でいう「肝」の働きは、現代医学のものとは異なります。東洋医学では肝は目と直結しているとされています。
もちろん、長時間のパソコン作業などによる目の酷使がかすみ目の原因となる場合もあるでしょう。しかし、長時間パソコン作業を行っても、かすみ目によくなる方とならない方がいらっしゃいます。
かすみ目にならない方はなぜならないのかというと、「肝」の機能が充実しているからです。逆にかすみ目によくなる方は、肝の機能が充実していないわけです。
「肝」の機能低下により起こる症状
肝の機能が低下すると、かすみ目のほかに
- 生理痛
- 生理不順
- 子宮筋腫
- 卵巣嚢腫
- 内膜症
といった婦人科疾患全般から、
- 巻き爪
- 爪に縦線が多い
- 爪が薄い
などの爪のトラブルに加え、
- 花粉症
- アレルギー症状
- 偏頭痛
- 肩こり
- 腰痛
- イライラしやすい
- 入眠障害(寝つけない)
- 足がつる
- 足に紫色のミミズのような血管がある
などの症状が出てきます。これらはすべて「肝」がしっかりと働いていないと現れる症状といわれています。
かすみ目の根本原因を取り除く施術
このことからもわかるように、かすみ目は目だけを見て改善させようと思ってもよくはなりません。肝の不調を取り除くことで、つながりのあるすべての不調の改善が期待できます。
東洋医学の鍼灸は臓腑とつながりのある経絡やツボ(経穴)に刺激を与え、肝の働きを活性化させる施術です。肝をしっかりと安定化させる施術を行うことで、生理痛や頭痛といった症状も改善され、目もかすみづらくなります。これが本当の、根本原因を元から取り除く施術なのです。
先ほどもお話ししたとおり、長時間のパソコン作業を行っても、かすみ目にならずに平気な方と頻繁に目がかすんでしまう方がいらっしゃいます。これは、肝の機能が低下しているか、充実しているかの違いです。この両者の差をなくすために、しっかり肝の機能を向上させる施術を行うことで、ほかの症状もなくなっていきます。
目の不調に効果のあるツボ 三選
かすみ目に効果があるツボとして、百会、風池、三間の3つがあります。
①百会(ひゃくえ)
百会は頭頂部のくぼみにあるツボで、目の疲れに効果的です。
②風池(ふうち)
風池は首の後ろの生え際部分にあり、眼精疲労に効くといわれています。
③三間(さんかん)
三間は人さし指の第二関節に位置し、急性の目の痛みに効果を発揮します。
これらのツボはいずれも対症療法ですが、かすみ目には有効です。これらのツボを押すセルフケアだけでは、肝の不調はよくなりませんが、かすみ目に対してはアプローチできるのでぜひ参考にしてみてください。
かすみ目は肝へのアプローチで改善を!
本日は「かすみ目」について東洋医学の鍼灸師の視点からお話ししました。参考にしていただけると嬉しい限りです。
そして、今現在「かすみ目」の症状でお悩みの方は、ぜひ一度東洋医学専門の東洋はり灸整骨院までご相談ください。スタッフ一同、あなたのかすみ目の症状を全力でサポートいたします。
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