東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。
本日は、起立性調節障害についてお話したいと思います。
起立性調節障害とは
起立性調節障害の症状としては、
- 朝なかなか起きられない
- 立ち上がる時にめまいや失神、動悸、息切れ
などがあり、子どもに多い病気です。動きはじめに症状が出ます。
午後になると、症状は軽減、消失することが多く、ここがポイントです。
西洋医学と東洋医学の治療法
西洋医学の病院で起立性調節障害をみると、原因は自律神経の機能障害です。交感神経と副交感神経の働くべき時に働かないので、こういう症状が出ます。基本的には治療薬はなく、生活習慣の改善に取り組み、治療としています。
東洋医学は、体の生命力を高めたり機能を高めたり、体質改善をするというのが治療のすべてなので、西洋医学は非常に内容が乏しく見劣りする治療法に見えます。一つの方法だと思いますが、患者の身体の機能を上げたり体質を変えたり、体を変えるという積極的な治療法が西洋医学の病院にはありません。
車で例えると
起立性調節障害を車に例えて説明します。東洋医学からすると、朝、エンジンをかけて車が調子悪いけど、エンジンが温まって午後になると走れます。だから車は壊れていません。それは西洋医学の見解も一緒です。
東洋医学ではどう治療するかというと、気血の巡り、循環ということです。循環を上げる治療をしていきます。朝、調子が悪いというのは車で例えると、アイドリングが悪いということなので、それを上げる治療をしていきます。気血の巡りを上げれば、朝にエンジンをかけて動けるようになります。先程の生活改善だと、何もすることなく傍観しているようにしか私には見えません。
子供の場合
補足ですが、主に起立性調節障害の子どもには他に症状があります。患者の呼吸器が弱い、風邪を引きやすい、引いた時に鼻、のど、咳に症状が出るかを確認します。また、手足末端が冷え、汗をかきやすくないか、逆に汗をかかない、大腸経で便秘、下痢、皮膚症状がないのかとお聞きします。
例えば、起立性調節障害の患者が西洋医学の病院に行った場合、鼻が悪いとなれば耳鼻科に、咳が出て呼吸器が悪いのであれば呼吸器科に、便秘、下痢だったら胃腸科に行ってください、となります。東洋学からすると身体はつながっているので、圧倒的に東洋医学が有利です。なぜかというと、局所ごとに治療するのではなく、局所の症状であっても、全身をみて、治療も全身的に行います。
起立性調節障害を治すには?
結論として、起立性調節障害を西洋医学で治療しようと思うと、自律神経という理論で治療法がなく、生活習慣の改善しかありません。東洋医学の場合、治療、投薬で体の働きを上げたり生命力を高めたり、体質を改善するっていう治療のすべてができます。
先程、車の理論で朝エンジンをかけたら調子が悪いけど、午後になるとエンジンが温まって動けるようになります。全身にしっかり血液をまわし、気の巡りが上がるようになっていけば、子どもは調子がよくなると思います。
同時に他に症状はないのかをお聞きします。女子中学生以降だったら生理不順や生理痛、アレルギー症状、花粉症、蓄膿、鼻炎も確認します。こういった症状をお持ちの子どもだと肩こりもあります。小学生なのに肩こりは普通に考えておかしいですが、巡りが悪いので起こります。西洋医学だと、肩こりは整形外科に行きますが、個別に見るので治りません。
起立性調節障害以外でも慢性症状は西洋医学の病院では治りません。起立性調節障害も例外ではありません。
おわりに
今回は起立性調整障害をわたしなりに分解してお話ししました。
起立性調整障害でお困りの方は東洋医学という選択肢も頭に入れて考えていただけると、子どものためになると私は思います。現在お困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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