統括院長の石丸です。本日は、ぎっくり腰の原因について東洋医学の視点からお話しします。
まずはこちらの「ギックリ腰を改善された男性との対談動画」からご覧ください。
ぎっくり腰は、本当に筋肉が損傷しているのか
ぎっくり腰を西洋医学で表現すると、「腰椎捻挫」や「筋挫傷」「軟部組織の損傷」といったことになります。軟部組織というのは、椎間板やじん帯のことです。軟部組織の損傷への処置として、整骨院や整形外科では痛みのある部位を冷やします。冷やす以外にも、患部を固定したり痛み止めを処方する場合もあるでしょう。
しかし、ぎっくり腰の症状を訴えて来店される方にお話をうかがうと、いつも通りの生活を送っていただけなのに発症したというケースが多数あります。もちろん、重い荷物を担ぎ上げようとした瞬間にぎっくり腰になったという人がいないわけではありません。しかし100人中99人の方が、いつもと何ら変わりない中でぎっくり腰になっているのです。
バットで殴られたり車に跳ねられたり、アメフト選手にタックルされたというならぎっくり腰になるのもわかりますが、朝起きたらいきなり動けなくなっていたり、ちょっと軽くしゃがんだ瞬間に腰がぴきっと固まったりするというのでは、ぎっくり腰が「軟部組織の損傷」だとする西洋医学の説はうなずけるものではありません。
東洋医学で考えるぎっくり腰
ぎっくり腰について、東洋医学では、次に挙げるようなことが原因だと考えます。
- 季節の変わり目
- 気温差
- 低気圧
- 女性の場合はホルモン周期
実際、ぎっくり腰に限らず、寝違えなど急性の筋肉の痛みについてのご相談が当店に同じようなタイミングで寄せられるのは、これらの筋肉の痛みの原因が季節の変わり目や気温差といった変化にあることを示しています。
こうした痛みについて、東洋医学では、「邪」が入り「不通即痛」が起きたものだと考えます。「邪」というのは東洋医学独特の言葉で、「外から入ってくるもの」を指しています。例えば、カゼも「ふうじゃ(風邪)」と表記します。外から何かが入ってくることで、風邪の症状が出るという意味です。風邪も季節の変わり目によく引きますが、外部からの影響を受けた症状だというわけです。
ぎっくり腰になる人の共通点
ぎっくり腰になりやすい人の共通点は、呼吸器系が弱いということです。具体的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 喘息体質
- 風邪をひきやすい
- 風邪をひくと咳が止まらない
- 慢性扁桃炎
- アトピーなどの皮膚症状
- 鼻の症状
- 末端冷え性
- 手足の裏に汗かきやすい
- 眠りが浅い
- 生理不順
- 円形脱毛症
- 逆流性食道炎
- 動悸
- げっぷ
この他にも、潰瘍性大腸炎など大腸の症状を訴えるケースも多数見受けられます。
空気に触れる鼻や皮膚は、外気の変化に強く影響される部位です。外気の変化が大きくなったとき、呼吸器から「邪」が入りやすくなり、これによって経絡の働きがひどく鈍り、ぎっくり腰の症状が出るのです。
ぎっくり腰の症状を改善するためには、身体に入ってしまった「邪」を外に出すことです。東洋医学では、身体に入ったものを抜く施術を「瀉法」といいます。その効果を高めるためには、「邪」を抜いたあとで、弱ってしまった五臓六腑の働きを高めてあげることです。
まとめ
ぎっくり腰は、痛みのある部位を冷やしてもすぐに治るものではありません。しかし、東洋医学の鍼灸なら、その8割は1回の施術で効果が出ます。もちろん個人差はございますが、効果を実感するまでに3回の施術が必要な人は、20人に1人しかいません。私自身、整形外科や整骨院での勤務経験を考えてみても、東洋医学的な処置における改善のスピードは段違いだと感じています。
ぎっくり腰になりやすいという方はぜひ一度、東洋医学を専門とする鍼灸院にご相談ください。
当院案内
一般鍼灸の施術料金
初回カウンセリング料 | 2,000円(税込) |
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鍼灸施術 (30〜60分) | 5,500円(税込) |
合計 | 7,500円(税込)→キャンペーン利用で6,500円に |
当院までの行き方町田駅から徒歩2分
住所 | 〒194-0022 東京都町田市森野1-34-18 ユニオンビル4F/5F(4F受付) |
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電話番号 | 042-705-6090 |
アクセス | 小田急線 町田駅 北口 徒歩2分 |
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