※施術効果には個人差があります
――本日はお客様にお願いして鍼灸施術の感想をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
お客様 いつもお世話になっています。よろしくお願いします。今から半年以上前、ちょうど6月2日のことです。朝ジョギングをして、出勤するために靴を履こうとかがんだ瞬間に腰がグキっとして痛くなりました。
――ぎっくり腰ですか?
お客様 ぎっくり腰だと思います。実は更にその1年か1年半ほど前から左側の腰のずっと下の方まで、坐骨神経痛がありました。整体でのマッサージでごまかしながら過ごしていましたが、ぎっくり腰になる1か月ほど前から痛みが強くなっていました。
――なるほど。
お客様 そうして右の腰がガクッとぎっくり腰になって、結局両方痛めてしまいました。
――両方ですね。
お客様 その後、痛みに耐えられずに整体院に行きましたがよくならず、近所の鍼灸院でも駄目でした。しかも、その鍼灸院は患部にかなり鍼を刺すので痛みが強く、余計にひどい状態になってしまいました。
――なるほど。
お客様 これはいけないと次の日別の整体鍼灸院に行きましたが、そこでも患部に鍼などをされて、痛みはひどくなるばかりでした。
――余計に痛くなったということですね。
お客様 そうですね。それでこれはまずいと思いまして、私の職場から近いところをインターネットで調べたら先生のYouTubeが見つかりましたので、先生のところで鍼灸をしていただくことになりました。
お客様 先生、私の腰は結局昔から悪かったということでしょうか?
――そうですね。坐骨神経痛で体全体の機能がおかしくなっていたところが爆発したのでしょう。
お客様 なるほど。先生のところでは患部には直接針を打たず、全然違うところに鍼を打っていましたね。半信半疑でしたが、驚きました。
――多くのお客様さんに「ここが痛いから打ってくれ」と言われますが、90%くらいは他のところに打ちますね。
お客様 私も痛いと言いましたが、「大丈夫です。よくなりますよ。」とおっしゃって、確かにぎっくり腰の方の痛みは先生の鍼灸1回だけで取れました。ただ、坐骨神経痛は何回か通いました。
――そうですね。やはり慢性のものですからね。
お客様 ただ、ぎっくり腰のものすごい痛みが取れたので、これはもしかして坐骨の痛みも取れてくるのかなと希望が持てました。また、昔からの冷え性や胃腸が弱いことからくる消化不良の胃詰まりも、通う内に取れると言われました。
だからぎっくり腰がよくなった後も通っていたところ、3~4回過ぎたあたりから車の運転中や接客時の、坐骨の重い感じがなくなりました。そしていつのまにか胃詰まりまで取れてきて、冷えも緩和されてきたのです。体調が変わってきたのかなとも思いました。
――体の機能も上がりますからね。
お客様 鍼灸をしていただいた先生からは体のバランスが少し良くなってきたと言われました。鍼灸施術でバランスが整えられたということと、日々の食事の改善をしたことも影響しているのでしょうか?
――そうですね。最初の方で行かれたところも一生懸命施術をされているとは思いますが、患部だけに重点を置いて施術するというのは体全体を見ていないということです。
東洋医学は体全体を見て施術するのが一番いい方法だという考え方をします。だから例えば胃腸障害、冷え、坐骨神経痛がある上にぎっくり腰があるという見方をするのです。
このお客様はどうしてそれらの症状を持っているのか、体質をよく見極めて施術することでぎっくり腰の痛みも坐骨神経痛も取れ、胃腸症状や冷えもなくなります。
これが、
とバラバラにするとそれぞれの科で痛み止めや胃酸を止める薬が出るだけになってしまいます。
内臓は平滑筋(へいかつきん)という筋肉で出来ています。腰ももちろん筋肉でできていますよね。どちらも筋肉にしっかりと血液が行っていないと働きがおかしくなるのです。
しかし、例えばマッサージや局所への鍼で血流を改善したとしても、少し経つとまた血流は悪くなります。患部から離れたところから鍼灸を行うのはポンプ作用の機能を上げて、放っておいても自動でずっと動き続けるようにするためです。
ですので、よくなるには少し時間がかかりますが、施術のあとも調子がいい状態が続きます。体の機能そのものを上げることが東洋医学の一番の得意技です。
坐骨神経痛は慢性症状なので少し時間がかかりますが、ぎっくり腰の場合は、80%位の方は1回の施術でよくなります。整形外科では痛み止めの注射などの処置をされた後は、結局自然治癒です。
ぎっくり腰や坐骨神経痛を持っているお客様は、ほとんどの場合他の症状も持っています。だからそれらも施術を行いながらぎっくり腰の改善を目指すので、結果的に全ての症状がなくなるのです。
――ちなみに私はぎっくり腰をしたことがありません。私の親もそうです。それはぎっくり腰とは違う体質、家系だからです。ぎっくり腰になる人とならない人では体質に違いがあるのです。
東洋医学ならぎっくり腰にならない人と同じ体質になることができます。しかし、病院ではこういったことはできません。
病院が得意なのは外科と感染症と救急救命と検査、一型糖尿病などです。多くの方が苦しむ慢性病は東洋医学に勝るものはありません。
今国民医療費が42兆円になろうとしているのは、医療の使い分けができずに高血圧などで一生薬漬けになるような人が溢れているからです。
原因もわからず、改善することが出来ずに薬を飲ませるのは医療ではありません。ただのお金儲けです。けしからん話です。薬を飲まなくても健康な状態を作り、お客様を減らすことが本当の医療です。
ちょっと話が脱線しましたが、東洋医学の鍼灸でぎっくり腰だけでなく、慢性病を治していこうというお話をさせていただきました。本日はどうもありがとうございました。
お客様 ありがとうございました。